●鳩山法相:「友人の友人にアルカイダ」。前に「六次の隔たり」ってのを書いたけど、アメリカの社会学者スタンレー・ミルグラムによれば、友達の友達の……と6人を介すると、みんな世界中の誰とでもつながるんである。ワタシとロナウドだってちゃんと6人でつながったし、中村俊輔にいたってはわずか4人でつながった。だから友人の友人くらいでアルカイダにつながったとしても特に驚くことはない気もする。ていうか、そのアルカイダのメンバーは当然ビン・ラディンとも友人であろうから、法相的には「友人の友人がアルカイダ」ってのは「友人の友人の友人がビン・ラディン」と敷衍することも可能なはずで、そんなふうに発言したらさらに物議を醸したかもしれん。国会で追及されたりしたら大変だ。
●「友人の友人の友人がビン・ラディンなどという人物に大臣を任せられるでしょうか!」
「いや待て、そう言うあなたは大臣の友人ではないか。つまり友人の友人の友人の友人がビン・ラディンというあなたみたいな人間に追及する資格があるのか!」
「だがそういうあなたも友人の友人の友人の友人の友人がビン・ラディンということになるのであって……」
みたいな無限ループとか。なわけないか。
October 30, 2007