●世の中には値段が安いんだか高いんだかさっぱりわからないものがあるのだなあ……と思ったのが、USBメモリ版「コンプリート・バッハ・エディション」。ワーナーミュージックからリリースされていたバッハ大全集CD153枚分の音楽(mp3 320kbps)と特典映像、ブックレットPDF(これ大事)をすべてUSBメモリ一個に収録して、2万円台半ばのお値段(本日時点)。
●これって何ギガのUSBメモリなんだろ。CDと違うのは、購入後データをすべてハードディスクや自分用クラウドにコピーした後、純然たるUSBメモリとして利用可能なところだろうか(笑)。その価値をいくらと見積もればいいのやら。仮にその価値をゼロ査定してもCD1枚当たり170円台。そう考えると爆安? でもCD版の価格とあまり変わらないってのはどうかなあ。いや待て、CDは遠からず聴けなくなるレガシー・メディアだと考えると、いずれしなければならないリッピング153枚分をメーカーにやってもらえるのだから、その労働価値だけでも元がとれるんじゃないか……とか? もうわけわからん。
Disc: 2013年6月アーカイブ
June 11, 2013