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Disc: 2017年3月アーカイブ

March 8, 2017

CDのソフトケース詰め替え大作戦 その4

●さらに続く、この話題(その1その2その3)。当サイトのfacebookページのコメント欄で、ワタシなんぞのCDのソフトケース詰め替え大作戦より、さらにラディカルな収納方式をいくつか教えていただいた(感謝)。なかでも「なるほど!」と思わされたのは、CD-R用の不織布ケースを使う作戦と、角形7号封筒を使う作戦。どちらも背中は見えなくなるので割り切りが必要だが、見えない場所に収納してしまう前提ならこれは妙案では。インデックスをはさむなど工夫次第である程度検索性も保てるかもしれない。そして格段に安価。
●で、試しにPC用品として販売されているサンワサプライ DVD・CD不織布ケースをゲットしてみた。これは両面収納タイプになっているのだが、音楽CDを詰め替える場合は片面にディスクと背ジャケット、もう片面にブックレットと帯を入れるのがよさそう。あるいはどうせ背中で探せないんだから、片面にディスク、片面にその他一式でもいいか。ディスクが飛び出ないように両端にささやかなストッパーが付いているのだが、これがあると紙類がやや入れづらいのが惜しい。といっても、1枚当たりの詰め替え作業時間はコクヨのメディアパスなんかと変わらないかな。そして、なにより薄い。猛烈に薄い。1/2どころか1/3になるんじゃないのか。最強の収納効率。実勢価格は1枚あたり6円弱。メディアパスの1/4くらいで済む。
●もうすでにCDソフトケース詰め替え作業はだいぶ進行しているんだけど、ラックに棚刺しにせずケースとか箱に収納する一部のディスクについては、この不織布ケースを使ってみようかな♪(←あえて楽しげに)

March 3, 2017

CDのソフトケース詰め替え大作戦 その3

●(その1その2から続く)さて、CDをソフトケースに詰め替えると決断したら、次に悩むのはどのソフトケースを使うか。あちこちのサイトを調べまくって、先日ご紹介したコクヨのメディアパスを採用することにした。何度か細かな改良を重ねて商品として完成度が高くなっているようだし、コクヨなのであちこちで取り扱いがあるのも吉。amazonやヨドバシカメラ等々、通販で頼めばすぐに届く。しかも100枚入りのパックを買えば比較的安価(この種のものは10枚入りとか50枚入りをちまちま買っていると高くつく)。特に大量導入する場合、コストの問題は大きい。
●ほかにタワレコスマートケースという選択肢もある。最初、120枚入りが最大サイズだと思っていて、それだと1枚あたり30円くらいでコストの面でどうかなと思って見送ってしまったんだけど、後で気がついたらドカーンと500枚入りっていう商品もあった。こちらだと1枚あたり20円で劇的に安くなる。リンク先に映像で収納方法の説明があるが、コクヨとは方式が違って少し独特な感じ。これはこれで工夫されているのかな。
●で、ここでもう一種類ご紹介したいのは伏兵、エレコムの省スペースディスクケース。これはコクヨと同じ収納方式が採用されていて、材質が少し違う。端的に言えば、コクヨのメディアパスの同等品で、価格が安い。1パック30枚入りという少なさにもかかわらず、1枚あたり実勢価格で21円。コクヨが100枚入りで買っても26~27円なので、ずいぶんがんばっている。そこで、ワタシはコクヨと並んでこのエレコムも何百枚か試してみたのだが、悪くはない。ただ、コクヨに比べると表面がつるつるしていて、摩擦が少ないんすよね。重ねて積むとすぐ崩れる。別に重ねて積むものじゃないんだからそんなことはどうでもいいといえばいいのだが、コクヨのほうが微妙に質がいい。質というのは、いいかえれば、詰め替え作業の楽しさ。より楽しいのがコクヨ、より安いのがエレコム。あとは、ディスクを詰めやすいのはコクヨ、ブックレット等の紙を詰めやすいのはエレコムって気もする。この辺は好みの問題か。
●あとは価格だ。ここで紹介している市販品のCDソフトケースって、1枚あたり20円から30円くらいするじゃないすか。もっと単純なビニール袋だったら1枚数円で済むはずだと思うと、これってかなり高価ではあるんすよ。たとえば25円だとすると、100枚なら2,500円で済むけど、1000枚だったら25,000円なわけだ。それってけっこう立派な棚が買えるじゃん! いや、その棚を置けないから袋を買ってるわけだけど。で、もっと怖いことをいうと、(ワタシはそんなに買わないが)もし4000枚買ったら10万円になるってことなんすよ! ただのビニール袋みたいなものに10万円出すって、頭がどうかしてるんじゃないか。そう思うのが普通人の感覚だ。でもそれをいうなら、そんな大量のCDを買い込んでいる時点ですでにどうかしてる
●で、そこは考え方だ。このお値段は、袋の値段じゃない。そうじゃなくて、これは空間の値段。袋を買っているようでいて、本当は広さを買っている。広さほど高価なものはない……かもしれない。

March 2, 2017

CDのソフトケース詰め替え大作戦 その2

●(承前)やっぱり、この話題、反響がある! なので、続きを。
●CDをプラケースからソフトケースに詰め替える際に、いちばん引っかかるのは棚に並べたときに背タイトルが読めないんじゃないかという心配だと思う。実際にどうなるか、写真で見てみよう。ソフトケースに詰め替えた状態で棚にさした場合は、真正面から見てもなにがなんだかわからない。特に棚の左側から眺めると、ソフトケースの裏面を目にすることになるので、左上の写真のようになにがどうなってるんだか、さっぱりだ(一番手前側は比較のためにプラケースのまま)。
cd_softcase_right.jpg●ところが、棚の右側から見れば、この通り。右の写真はさきほどの写真と同じ場所を写したものだが、どこになにが入っているか、明確に読める。これはバッハの鍵盤楽器曲を収めた一角なのだが、こんな小さな写真でも一枚一枚どのタイトルが入っているか、わかってしまいそうだ。帯のある国内盤は格段に読みやすいが、輸入盤だって十分に読める。……えっ、右側から見ても読めない!? あ、そうかぁ、そうだよなあ~、他人のCD棚なんてそんなもんだ。でも、これが自分の棚なら問題なく読めるんすよ。だって、過去に自分が欲しいと思ったCDばかりなんだから。それにレーベルがわかれば、ある程度はあたりがつくわけだし。左から見ても読めないが、右から見れば読める。だから大丈夫。最後は愛の力で読める! そもそも音は(おおむね)ストリーミングで聴けるんだから、現物が必要となる頻度は主にブックレットを見返したいとか、ジャケットを眺めて所有欲が満たされたというラブリーな気分に浸りたいときに限られているんだから、これくらいで問題ない……きっと。
●で、CDのなかには2枚組や3枚組、あるいはボックスセットなど、詰め替えられないCDもある(分厚いタイプの2枚組は2枚組専用のソフトケースに移し替えてもいいが、昨今主流の薄型2枚組は十分効率化されている)。そういう詰め替えられないタイプのCDが、棚のなかでうまく「見出し」の役割を果たしてくれるので、「あ、ここからはバッハだな、ここからはヘンデルだ」みたいに棚の作曲家地図は一瞥してわかる。ただし、ほんの1、2枚しか持っていないような作曲家のCDをソフトケースに詰めてしまうと、どこに行ってしまったのか見失ってしまうので(というか存在そのものを忘れかねないので)、ある程度まとまった分量の枚数を持つ作曲家なりアーティストなりのCDのみを詰め替える、という方針でひとまず進めるのがいいんじゃないだろうか。
●次回は、各社から出ているソフトケースのどれがいいのか問題について。(つづく

March 1, 2017

CDのソフトケース詰め替え大作戦 (たぶん)その1

●さて、これはなんでしょう。そう! CDの収納スペース問題に悩む音楽ファンなら一度は導入を検討したに違いない、CDソフトケース。実はいまだに(いや今だからこそ?)この種の商品には需要があるようで、各社さまざまなタイプのソフトケースを発売している。そのなかでももっともよくできていると思われるのが、このコクヨのメディアパス。一応、説明しておくと、CDってプラケースに入っているから無用に厚みがあるじゃないすか。あのプラスケースを捨てて、代わりにディスクとブックレットと裏ジャケット、帯など一式をソフトケースに入れるんである。すると、厚みが1/2未満になる! ババン! 一気に棚の収容能力が2倍以上に。CD収納問題の最終回答がここにっ!
●と、いうものである。コレクター系の方は今さらなにをとおっしゃるかもしれないが、それはわかる。もう20年近く前だと思うがワタシの周囲の業界内で「CDのビニール袋詰め」が大流行した。そのときは、単なるCDサイズの薄いビニール袋を使い(コスト最優先で)、ディスクからブックレットからぜんぶまとめてビニール袋に詰めるだけというシンプルな方式が広まっていた(その現物はいくらかワタシの手元にもある。購入希望者を募ってどこかの工場に特注品を大量発注したんじゃなかったっけ?)。でも、その際は悩んだ末に、自分は導入を見送った。いろいろとそこまで割り切れなかったので。
●が、それから時を経て2017年。時代は変わった。部屋のCD棚に収まりきらなくなり、床の上に積みあげられたり、段ボール箱に詰められたりしたCDの多くは、わざわざCDプレーヤーのトレイに乗せなくても、ストリーム配信で聴けてしまう。トホホ、いったいこのCDの山にいくら注ぎこんだのか……とか考えてはいけない。便利な時代になったのはよいこと。で、思った。もしかして、今こそCDのスペースを物理的に圧縮すべきタイミングなんじゃないか。CDは依然として高い資料性と趣味性を有するものの、実用頻度はぐっと低くなった。タイトルの視認性はある程度犠牲になるが、今のソフトケースはよくできていて、まったくダメというわけでもない。ただのビニール袋と違って、埃も入らない。というか、あまりのんびりしているとCD時代が去るとともにこの種のソフトケースも市場から消えてしまいかねない。
●なにもすべてのCDをこのソフトケースに収める必要はないわけだ。CD棚からはみだしている分だけでも収納できればいい。まず最初に100枚だけソフトケースを購入して試してみたところ、感触はよかった。行ける。これで大丈夫な気がする。じゃあ、とりあえず1000枚までは導入することにしよう。そう決めて、1000枚分のソフトケースをゲットして、詰め替え作業を進めているところなのであるが。(つづく

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