●米国タワーレコードが破産申請。タワーレコード日本法人はすでに米国から独立しているので、これとは無関係のはずである。以前に米国タワーレコードを運営するMTSが赤字経営であり身売り先を探しているというニュースは聞いていたが、彼らにとってのライバルとしてウォルマートなど大手小売業が挙げられていたのには軽く驚いた。アメリカ人はそんなところでCD買うのかよっ!
●ワタシら音楽ファンからすれば、タワーレコードなんてデパートみたいなもので、専門店とは逆の側にあるものっていう認識だった。一方に特定ジャンルに精通したオヤジが店を切り盛りしている専門店があって、それに対してタワーレコードはなんでもある総合店という位置づけ。でもタワーvsウォルマートって構図は、タワーレコードが専門店の側である。ウォルマートなんて音楽産業ですらない。
●だから専門や得意分野に特化したものが、より間口の広いものに飲み込まれていく姿に戦慄する、って言いたくなりがちなんだけど、たぶん現実はそんなに図式的なものでも単純なものでもないんだろな。
News: 2004年2月アーカイブ
February 11, 2004