●一瞬にして己の目が釘付けニュース今年のナンバーワン、音楽好きもケダモノ好きも。NZの音楽チャート、犬にしか聞こえない曲が1位に。くゎ、これをチャート1位にするニュージーランド人って何者ですか、ついにイヌ名曲の誕生ですか。以前に若者しか聞こえない高い周波数で鳴るケータイ着信音があって、モスキート音とかいうんだっけ、加齢の残酷さをいかなる自慢の耳の持ち主にも容赦なく突きつけてくれるニュースが話題になっていたけど、今度はイヌ向け周波数だ、もう若者だって聞こえやしない。いや、もしかしたら聞こえるっていう超若者っていうか超人間っていうか半イヌ人間みたいな人もいるかもしれん。でも断言するがワタシは聞こえない。だって犬じゃないし。
●今、新たな名曲を手に入れたイヌたちは、どんなことを考えているのか。イヌ界で「名曲名盤、至高の名演ベスト101」とか、そんな企画が生まれていたりするのかなあ。あ、ベスト101っていうのはイヌだから、やっぱり。このイヌ名曲、単純に周波数を人間の可聴域まで下げて聴いたらどんな曲なんだろ。イヌのおまわりさんだったりして、いやまさかそんなことは。
●「ベルカ、吠えないのか?」(古川日出男著)。イヌ文学の傑作。犬には読めないのが残念だ、本気で。
News: 2008年2月アーカイブ
イヌ名曲の誕生
今年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン
●ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2008の記者発表へ行ってきた。東京国際フォーラムでの5/2から5/6までの有料公演の詳細も公に発表。早速オフィシャルのほうにリンクを張ろうと思ったら今現在そちらではまだタイムテーブルが公開されていないんだけど、きっともうすぐにでも掲載されるにちがいない。ナントのあの公演やこの公演が東京でも聴ける、でもあれは日本に来ないのか、その代わり東京ではあれとかこれとかが聴ける、とかジワリと眺めるとたくさん発見があり。基本ポイントをいくつか。あ、テーマは「シューベルトとウィーン」。
1. 比較的聴く機会の少ないシューベルト作品もたくさん演奏される。弦楽四重奏曲と交響曲、ピアノ連弾曲は全部演奏される。大半の宗教曲も演奏される。網羅的ではないんだけど、ピアノ・ソナタもいろんなピアニストでたくさん聴けるチャンス。シューベルトのピアノ曲好きには天国かと。
2. シューベルトの同時代の作曲家の作品もある。後世の編曲作品もある(ベリオ、ツェンダー、レーガー、マーラー他)。現代作曲家によるオマージュとして新作も演奏される(細川俊夫、藤倉大、ブルーノ・マントヴァーニ)。
3. トリニダード・トバゴのレネゲイズ・スティール・バンド・オーケストラが来る。ドラム缶で「未完成」とか「魔王」やります。ナントじゃ大ウケ。
アーティストは大勢すぎるので挙げられないけど、ツァハリアスが来てピアノも弾くし指揮もするという朗報あり。
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2008
http://www.t-i-forum.co.jp/lfj_2008/(→演目詳細掲載されました 2/15)
●あと、今年はラ・フォル・ジュルネ金沢が開催されます(4/29-5/5)。東京とほぼ同時進行、しかしテーマは「シューベルト」ではなくて、東京での第1回がそうであったように「ベートーヴェンと仲間たち」。ベートーヴェンなのでシューベルトとも重なる部分もあり。