●自由の女神も驚きかねない特大ソフトが売り物の中野ブロードウェイB1デイリーチコのすぐそばで、若い女性が一人、階段にペシャリと腰掛けてソフトクリームを食していた。マックス8段重ねまで可能だが、それは4段。だが4段だって猛烈勇敢チャレンジャーであり、ワタシは羨望の眼差しを投げかけた。が、アンビリーバボー、女の子はあろうことか4段の一番下からプラスティック・スプーンですくって食べているのである。4段重ねの4段目、すなわち全体の土台であり、多段式ソフトの礎。ここから食べるのは自爆的な暴挙であり、甘物界の禁忌、なぜそのような無謀なことをしなければならないのか。ワタシは彼女に一声かけた。「お嬢さん、そんなにもこの世界に絶望しているのですか」と(ウソ)。
Useless: 2005年9月アーカイブ
September 22, 2005