●宵闇が迫る頃、家の近所の道端で、アスファルトの表面に黒い穴があるのを見つけた。楕円形にボッコリと真っ黒な穴が開いている。穴の中でなにかピカリと光るものがあるので、なにかと思い近づいてみた。穴が突然動き出した。黒い穴と思ったものは、丸まった黒猫だった。仰向けになって背中をアスファルトをこすり付ける。しばらくすると周囲が暗くなり、黒猫は闇夜にすっかり溶け込んで、どこにいるのかわからない。
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