●鳩山法相:「友人の友人にアルカイダ」。前に「六次の隔たり」ってのを書いたけど、アメリカの社会学者スタンレー・ミルグラムによれば、友達の友達の……と6人を介すると、みんな世界中の誰とでもつながるんである。ワタシとロナウドだってちゃんと6人でつながったし、中村俊輔にいたってはわずか4人でつながった。だから友人の友人くらいでアルカイダにつながったとしても特に驚くことはない気もする。ていうか、そのアルカイダのメンバーは当然ビン・ラディンとも友人であろうから、法相的には「友人の友人がアルカイダ」ってのは「友人の友人の友人がビン・ラディン」と敷衍することも可能なはずで、そんなふうに発言したらさらに物議を醸したかもしれん。国会で追及されたりしたら大変だ。
●「友人の友人の友人がビン・ラディンなどという人物に大臣を任せられるでしょうか!」
「いや待て、そう言うあなたは大臣の友人ではないか。つまり友人の友人の友人の友人がビン・ラディンというあなたみたいな人間に追及する資格があるのか!」
「だがそういうあなたも友人の友人の友人の友人の友人がビン・ラディンということになるのであって……」
みたいな無限ループとか。なわけないか。
Useless: 2007年10月アーカイブ
October 29, 2007
友人の友人にアルカイダ
October 11, 2007
ラーメン屋の決闘
●空腹は突然やってくる。すぐ目の前にあったラーメン屋に飛び込んだ。狭くてカウンターだけで、こぎれいでもなく、行列にも縁がなさそうな、フツーのラーメン屋。店の名前がついたラーメンを頼み、ズズッと食していると。
●右に座った男がウーロン茶を注文した。そして仏頂面でバイト店員に言う。「ここの水、なにか匂うよ。これ、どうなってんの。匂ってしょうがないからウーロン茶、頼んだんだ」。えっ、これ、匂うかな。水道水なんてこんなもんだろ、ていうか、ここ、ラーメン屋だし。しかも相手、バイトだし。応対に困った若者に向かって執拗に男は続ける。「お店によっちゃね、いろんな工夫しているところ、あるよ。知らないの? 備長炭を入れるとかさ」。
●ああ、これが00年代の光景なんだろなー。そそくさと猛速爆食、ガンマンが店内で撃ち合いをはじめると知った酒場の店主のごとく、あわてて逃げ出す粘着ゴー・アウェイ。