●ジャンクな食い物が好きだった、ワタシは、かつて相当に。ファストフードの昼食大歓迎。夜、残業メシのために文庫本片手にバーガーショップに飛び込み、読書しながらビッグサイズのバーガーを貪る楽しみとか、そういうのがぜんぜん嬉しいくらいで、しかもそれで寝る前にはポテチ一袋を空にするのが日課、みたいな感じで、たまに「人は己が食べたものからできている」みたいなことを言う人がいるけど、だとしたらワタシの肉体はオージービーフのパテとか、揚げた後にしんなりしてしまったポテトとか、気の抜けた炭酸飲料とか、ずいぶんカジュアルな物質で組成されていたにちがいない、でもそれももう過去の話だ。
●もう若くないから、そんなに脂っこくてハイカロリーなものを食べたくなくなる。肉より魚、魚よりビバ野菜とか豆。最高だね、豆腐の味噌汁!みたいに。白菜の浅漬けとか冷蔵庫に入っていると得した気分。できれば週に3日くらいは肉を食いたくない。万歩計も持ち歩いてるし、体重と体脂肪率は毎日計測が基本。
●でもやっぱり体のどこかにファストフード欲望起動装置みたいなのが取り付けられてしまっているようで、ときどきこれが勝手に発動し、無性にヤツらを食いたくなる。先日、ついにワタシはこの装置に敗北した。いや、割としょっちゅう敗北するんだけど(笑)、よりによってクォーターパウンダーなんとかっていうのかな、ニュースで「サクラに行列を並ばせました」って聞いたら、とたんにこれを摂取したくなってしまったんである。サクラを雇うくらい、そんなにオススメなのか、だったらこれ食するしか!
●あれは大きかった。2枚も肉が入っているのに、どうして頼んでしまったんだろう。恐るべし、欲望起動装置。どう考えても大きすぎるではないか。なぜこの装置が起動すると分別をなくしてしまうか。ワタシには対抗手段が必要であるので、以後危険が迫った際にはこのページをじっくりと眺めることにした、すなわちFast Food: Ads vs. Reality であり、ワタシのお気に入りはKFC Famous Bowl。味わい深い。ゴクリ。
Useless: 2009年1月アーカイブ
January 15, 2009
一日三食、いや四食でも五食でも!
January 14, 2009
青そばテルマ「山にいるね」
●涸れることのないスパムの泉。無尽蔵なり。昨日、ゴミ箱のスパムメールをのぞいたところ、『青そばテルマ「山にいるね」』というサブジェクトを発見。誘惑に負けてつい中身を読んでしまった。
はじまして。中川栞と申します。 32歳、既婚です。3年不倫関係だった年上の既婚男性と最近別れました。
実は、ある人(Sさんです)から聞いたのですが、
何でも貴方はワイルドな人だそうですね?
斧が似合う日本人1位と伺いました。ぜひ、仲良くなっていただきたいです。
好きなんですよね、そういうワイルドな人って。
●あのー、斧なんてぜんぜん似合わないんすけど、ワタシは。斧が似合う男性って言うのはさ、こういう感じの人じゃないかな。映画「シャイニング」のジャック・ニコルソン、日本人じゃないけど。あ、役柄名はジャック・トランスか。もうホント、死ぬほど(←文字通り)ワイルドなんで、好きなだけ仲良くしてあげてください>中川栞さん。
●映画「シャイニング」のインパクトがあまりに強烈だが、原作はもっと怖い。原作者スティーヴン・キングはキューブリックによる映画版の脚色を気に入らず、後に自らテレビシリーズ用に映像化している。これはこれでおもしろいし、当然のことながら原作の魅力をよく反映したものにはなっているんだが、惜しいことにキューブリックの映画ほど印象に残らない。小説「シャイニング」の正調幽霊屋敷モノの味わいは活字ならではって気がする。
●「活字」って死語か。いや、死語じゃないな。活字は道具としては消滅して久しいけど、コトバとしては生きている気がするので、むしろ逆死語。