Useless: 2020年11月アーカイブ

November 12, 2020

ほうじ茶ラテ、あるいはほうじ茶オレ

お茶とミルク
●最近、気に入っているのがほうじ茶ラテ。ほうじ茶のティーバッグが買ったままほとんど使われないままになっていたのに気づき、もしや?と思って試してみると、これがいい。飲むとほっとする。カップに牛乳を1/3くらい入れて、レンジで1分ほど温める。それからティーバッグを入れ、熱湯を注ぐ(ミルクティーもそうやって入れている)。で、さらに自分はスティックシュガーを加える。甘さが加わることで、いくぶん堕落したムードの飲み物になるのが好ましい。
●いや、待てよ。ほうじ茶ラテと言ったが、ほうじ茶オレではないのか、これは? カフェラテとカフェオレはぜんぜん別の飲み物だ。ワタシの理解では、カフェラテはエスプレッソにスチームミルクが入っている。カフェオレはコーヒーと温めたミルクが合わさったものだ。この場合、自分が飲んでいるのはほうじ茶ラテなのか、ほうじ茶オレなのか。ほうじ茶にはエスプレッソという概念はないと思うし、ミルクは普通に温めただけだから、どちらかといえばほうじ茶オレなのではないか。オレのラテは実はオレなのか。
●いやいや、それも違うだろ、ラテはイタリア語でオレはフランス語で意味は一緒だろう。カフェラテとカフェオレの本質的違いは、豆の焙煎度やミルクの温め方ではなく、コーヒー+ミルク飲料をイタリア風の様式で飲むかフランス風の様式で飲むか、といった話では。バッハにたとえるなら、イタリア協奏曲かフランス風序曲なのか。そう考えれば、ほうじ茶ラテなのかほうじ茶オレなのか、おのずと答えは出る。これはイタリアでもなくフランスでもなく、日本様式の飲み物だ。以後は「ほうじ茶牛乳」と呼ぶことにしたい。

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