教えれっ! マイブーム・ディスク ふたたび ▼これこそが聴衆の真の姿なり。「今まさにオレ様がハマるマイブームはこれだっ!」というみなさまのオススメCD。多種多様の録音を聴く機会に恵まれたこの時代が、聴衆にもたらしてくれた喜びとは。ハマリ道は地平の彼方に向かって無限に分岐している。
CLASSICA通算訪問者数80万名様を記念して募られたのが当企画。参考までに応募フォームはこちら
▼投稿者のお名前右欄に書かれたコトバは「座右の銘」(笑)です。
またはジャケット写真をクリックすると、オンライン・ショップCDNOWで、そのCDを一部試聴したり、購入することができまるのだ。別窓開き。一部のディスクは見つからず。

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カラス教徒 さん 婆威露威斗連合総長迦亞婁瞑夢夜露死苦!!


●ワーグナー/楽劇「トリスタンとイゾルデ」
ベーム指揮バイロイト祝祭劇場管、合唱団、ニルソン、ヴィントガッセン、ルートヴィヒ他、66年


●やっぱしベームさんのハシりは誰にもマネできねッスよ! 速いッス!そこらのタルいスタジオ録音なんか完璧眼中ねッス! 大体1幕平均73分の3枚組なんて正気の沙汰じゃねッスよ!! 1幕のラストや2幕のトリスタンとイゾルデの出会いの場面なんか歌じゃねえッス! あんまりオケ運びが速すぎてタテノリの怒号と叫びと化してるッス! ああ俺の耳をジェットコースターのようにドラマの波が襲い掛かる〜〜〜!!
‘オペラ界のゴジラ’ことニルソン姐さんの巨大な咆哮!‘オペラ界のバイアグラ(爆)’ことヴィントガッセン兄さんのキレキレノリノリのシャウト!! もう様式美なんかどうでもいいっす!イッちゃってます完全に!
 多分これがあれば、あまりのドラマの過剰さと許容範囲を確実に超えてる声の快楽で脳内ドーパミン全開! セッティング次第じゃ、簡単に薬でキメてるような状態になれるッス! もしかしてこっちの世界に戻って来れなくなるかも……。事実俺コレの中毒になってセンター試験失敗しました(実話)!
 さあ、キミも両耳の鼓膜と人生引き換えにこの究極の快楽を是非味わってみよう!! 責任は取らんが……。

希@そなーれ さん 父が言った「おまえは目の中に入れてもかわいくない、大事なムスメだ!」


シリーズを代表してアラウの録音を掲載。「イスラメイ」収録

●「20世紀の偉大なるピアニストたち」
PHILIPS


●いよいよ1999年7月。世紀末的予言によれば、あんなモノやこんなモノやそーんなモノまでどーんと降って来て、人類はヤバいことになるはずなんだが確かに当たったぞ。ノストラダムスなピアノ大全ご降臨。「20世紀の偉大なるピアニストたち」計100タイトルをご推薦。計200枚。聴取所要時間250時間。悦びむせて破滅せめ〜。
 いわば20世紀のピアノ演奏史。アラウ、ルービンシュタイン、バックハウス、ギレリス、ポリーニ、アルゲリッチ、アシュケナージほか列強72人が並び、ショパン周辺、ドイツロマン派、ロシアものから近代あたりまでの華やかなレパートリーをラインナップ。音楽学生的にも馴染みの深い選曲なので「20世紀音大」ピアノ科卒業演奏会って感じも。つまり、教授受けよくなさそーな弾き映えしなさそーなバロック未満とか辺境民族系とか超現代とかが落ちてたり、ピアノ弾かない人には知られてない華麗で楽しい曲が聴けます。
 わたしゃタワーレコードの試聴で「イスラメイ」を聴いてすっかり盛り上がったんですが、関連サイトで目録を眺めたりドレミファドン式にちょろ聴きしてるだけでも充分おもしろい。記念碑ですな。お墓参りとも。次回があるとして「21世紀の偉大なるピアニストたち」にすごく期待。
クイズで全集が当たる!ラジオ番組視聴|

ごんた さん 今日出来ることは、いつでも出来る!


↑アンタイル作品集じゃないけど、「ジャズ・シンフォニー」収録

●アンタイル作品集


●アンタイルの作品は殆ど紹介されませんでした! 20年くらい前に、オランダ・フェスティヴァルでの演奏がFMで放送されましたが、その時のエアチェックを繰り返し聞いていました。輸入盤で見つけたときは、狂喜乱舞しました。ぜひ、「ジャズ・シンフォニー」を聴いてみてください。
 後、ヴァイオリン・ソナタ第1番もすっごっく変で、面白いですよ!

村上四方 さん 「照れの束縛を超えて行け」。生きろってこと。


●ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
内田光子(p) ザンデルリング指揮バイエルン放送交響楽団 (フィリップス PHCP11139)


●音楽を聴いている時に何らかのイメージが頭の中に浮かんでくることってよくありますよね。私の場合、それは例えばアブストラクト・アート風の暴力的な色彩の世界だったり、あるいは長い長い長編小説のワンシーンだったりします。
 今回は、内田光子さんの素晴らしい《皇帝》、中でも第2楽章を聴いている時に私の中に浮かんだイメージを文章化してみました。なんだか、某有名ゲームにインスパイアされすぎて(^^;そっくりになっていますが、その辺のお粗末は笑ってお許しを。なにぶん、後から考えて捻り出したものではないので……。

 魔女と呼ばれる女がいる。

 内田光子……?いや、ちがう。
 内田光子は魔女というよりむしろ、物の怪の類に近かろう。

 ただ、その演奏の中に、
 緩徐楽章によって遥か遠く、記憶の原野から呼び覚まされた
 情景の中に、確かに、いる。

 そこにいるのは、裁かれた魔女。

 裁かれ、忌まれ、追放され、
 彼女は、そう、砂の月でひとり泣いている。

 一人の戦士がいた。
 彼は彼女を愛していた。
 彼は彼女を救おうとした。
 彼は魔女を救おうとした。
 彼は月へ旅立った。

 魔女も彼を愛していた。
 魔女は彼と共にあることを願った。
 魔女は彼と一つになることを望んだ。
 彼女は彼と一つになることを望んだ。

 そして。

 二人は宇宙空間に漂いながら、お互いを抱く。

 誰もいない、誰にも邪魔されない、真空の世界で、
 月の光は穏やかに二人の表情(かお)を照らしている。

 そこにあるもの、それは至福。

 こんなイメージが浮かんだこの一枚、意外と長い間マイブームであり続けています。

いわいやすこ さん 攻撃こそ最大の防御なり(笑)


●天使の歌声
シャルロット・チャーチ


●さほどメジャーではないが、新鮮に美しく聞こえる選曲、そして、美しい声。仕事から疲れて帰ってきたときに聴くのには最高である。そして、なにより、ジャケットの笑顔がいい。娘にしたいぐらいかわいい(おいおい)。やっぱ、娘の名前はシャルロットで決まりか……って、その前に相手を見つけなければ(笑)。
 個人的には8曲目の I Vow To Thee, My Countryがお気に入り&オススメである。

遠藤 さん 人間って、音楽って素晴らしい!!!


●天使の歌声
シャルロット・チャーチ


●声がものすごく神々しい。聴いていると、別世界にいるような気がしてくる。 圧倒的な存在感を持つ歌手だと思う。子供が歌っているとは思えないなあと思います。とにかく、別世界に浸れる1枚です。

奈夜 さん ヴィオラ奏者はマニアックであれ!


●芥川也寸志:管弦楽選集1(作曲者指揮、新交響楽団)
交響管絃楽のための音楽、絃楽のための三楽章、交響曲第一番、エローラ交響曲収録


●日本人の好きなものはやっぱり日本人が一番よくわかってるんですね。特に「絃楽のための三楽章」は2楽章なんかもう、そのなんとも言えないもの悲しくもやさしいメロディーに泣いてしまいます。「交響管絃楽のための音楽」は私もヴィオラで演奏したことがありますが、日本人なら絶対に興奮をおぼえずにはいられないです。
 交響曲はショスタコとかが好きな方ならきっとはまるはずです!ぜひ!

林祐 さん でも普段はピアノが好き


●吉松隆:「忘れっぽい天使」
崎元譲(ハーモニカ奏者) カメラータトウキョウ 30CM-556


●ハーモニカ奏者、崎本譲のために吉松隆が作曲された曲が入っています。前半は比較的、現代音楽っぽいので引いてしまう人もいるかもしれませんが、後半の「4つの小さな夢の歌」や「優しき玩具」は、ハーモニカってこんなにきれいな楽器だったの? と思うくらいの目ウロコCDでした。癒し癒し。

みねさん


●吉松隆/交響曲第3番、サキソフォーン協奏曲「サイバー・バード」
藤岡幸夫指揮BBCフィルハーモニック


●現代音楽とは思えないくらい、面白くてわかりやすい。

薔薇の花嫁 さん 明日出来る事は今日やらない(って出来ない状態なので>これやったら次の日に仕事に潰されてしんじゃいます(笑))


●「高橋悠治リアルタイム」シリーズ
4-糸の歯車 6-鳥の遊び 8-別れのために (って、複数出してよろしいんでしょうか?'^^;)


●最近どうしようもなく惹かれてしまう。特に邦楽器(糸もの)を使った作品は独特の透明感があって私にとってはマイブーム「癒し」音楽となっています(作曲家に怒られそうだが)。これらの作品で即興や邦楽器への見方が変わったのも確か。漫画『陰陽師』(岡野玲子+夢枕漠)を読みながら聴くとさらにグッド(笑)。

さや香 さん


●モーツァルト/レクイエム(ジュスマイヤー版)
トン・コープマン指揮


●ジュスマイヤー版は、あまり評判が良くないらしいが、私はこれを聞いてジュスマイヤー派になった。トン・コープマンの指揮で、斬新な仕上がりになっている。少し攻撃的との話もあるが、きっとそれはカラヤンの指揮が耳慣れているからで、このディスクの正当な評価にはならないだろう。とにかく一聴の価値あり。先入観なく聴いてもらいたい。

ぽんちーに さん たまにはうまいものくいたい


●チャルダッシュ〜ハンガリアンジプシーミュージック
FERENC SANTA AND HIS GYPSY BAND (NAXOS 8.550954)


●哀愁ただよう旋律に涙します。特に2曲めのチャルダッシュ(モンティ作)はすばらしい。正統派クラッシクではないけど、日本人の感性にも合うのではないでしょうか。

ウルズラ さん ちゅいーん(激謎)


●Kurt Schwitters: Ursonate.
(WERGO Schallplatten, 286 304-2)


●これはスゴイぞ。ダダイズムの詩人、クルト・シュヴィッタース自ら朗読したCD。ソナタもここまで来るか(というか遡れるか、と言うべきなのか?)。まずは聴いてみてちょー。ちゃんと rondo / largo / scherzo-trio-scherzo / presto-abloesung-kadenz-shluss の四楽章構成になってます。

KENTARO さん 天国へ行くのに最も有効な方法は、地獄へ行く道を熟知することである。


●セリム・パルムグレン作曲「春の組曲」〜中期ピアノ小品集
舘野泉(p) WPCS-4884


●このCDに出会ったきっかけは「オーロラのささやき」という北欧もののオムニバスアルバムを試聴で聴いたことでした。その中に収録されていたパルムグレンの「5月の夜」という小品、これを聴くと僕は全く一瞬にして心酔してしまったのでした。それで「他の作品は如何に?」と国内盤のこのCDを購入。初めて全曲聴き終えた日は、なんだか一日ぼんやり状態。「高かったけど、買って良かった…」と金銭的にも感性的にも大満足。それぞれの曲の邦訳が「妖精物語」とか「打ち捨てられた歌」とか「組曲《青春》」とか、なかなかクサイのです。だけど、実際の曲がその題名のイメージに見事に合致してるところが良い。「幻影」のポツポツと話しかけるような旋律、「円舞」のどこまでも無邪気な雰囲気、そして「5月の夜」の暑いような涼しいような風が吹くような……。
 パルムグレンがどんな人かは知りません。でもこのキラキラした曲があるだけで、もう充分です。たくさんの人に聴いて欲しいです。プレゼントにも最適だと思いますよ。

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