教えれっ! マイブーム・ディスク ふたたび ▼これこそが聴衆の真の姿なり。「今まさにオレ様がハマるマイブームはこれだっ!」というみなさまのオススメCD。多種多様の録音を聴く機会に恵まれたこの時代が、聴衆にもたらしてくれた喜びとは。ハマリ道は地平の彼方に向かって無限に分岐している。
CLASSICA通算訪問者数80万名様を記念して募られたのが当企画。参考までに応募フォームはこちら
▼投稿者のお名前右欄に書かれたコトバは「座右の銘」(笑)です。
またはジャケット写真をクリックすると、オンライン・ショップCDNOWで、そのCDを一部試聴したり、購入することができまるのだ。別窓開き。一部のディスクは見つからず。

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諏訪山荘主人 さん カラヤンでもいいからSampleつけといて下さい。


クーベリックもカラヤンもなかったので、代わりにヴァントを付けときました。もちろん正規盤

●ブルックナー/交響曲第6番
クーベリック指揮バイエルン放響,70年代ライブ(Meteorと云ふ海●盤)


●未だに「ブルックナーの交響曲の中でも演奏される機会の少ない」と枕詞が付けられてるのが不思議で,わたくしにとっては一番演奏機会の多いナンバーです。皆さんこのCD聴いてないからじゃないかな。アダージョの情感しみじみ感極まり具合はクラシック不感症になった人間にも充分聴きます。

三軒茶屋道楽娘(のの) さん お気楽、極楽


●カラヤン・プロムナードコンサート、ほか
(東芝EMI)


●……マイブーム・ディスクかぁ…う〜〜〜〜ん、今はこれといって無いのよねぇ。よし、自分で作っちゃおっと(爆)。
 最近、無性に聞きたくなるのは、生まれて初めて聞いたレコード。エンジェルマーク(EMI)のLPで、分厚い盤を陽にかざすと赤く透けたっけ。これは父が持っていたカラヤンの来日記念盤で、「カラヤン・シャンパンコンサート」と銘打つ小品集。後にCDで出た同名のアルバムとは中身が異なるため、現在はあちこちから集めてこなくてはならない。録音は1960年、フィルハーモニアとの演奏が中心だ。
 A面は全て序曲で、最初が『天国と地獄』、次いで『軽騎兵』、『こうもり』、『ジプシー男爵』の順。『ジプシー』の出だしが怖くて、少し大きくなるまでは『こうもり』までしか聞かなかった。「シャンパン・コンサート」とはよく名づけたもので、弾けるような序曲の連続がたまらない。B面はすべてJ.シュトラウスで『ラデツキー行進曲』から始まる。今やニューイヤーの影響か、拍手に合わせたスローテンポのラデツキーが多いため、ズンズン進むアップテンポの演奏が嬉しい。後は『皇帝円舞曲』『雷鳴と電光』『ピチカートポルカ』『うわごと』。
 いま、あらためてCDで聞いても60年初頭の録音は独特の音がする。最新録音のようなハッキリした音はしないけど、妙に心地よい。カラヤンの若さも溢れており、アンチ・カラヤンにもちょっと聞かせてみたい軽快な演奏。クラシックの大衆化に務めたのはカラヤンの大いなる功績と言われるが、このLPのお陰で極東の3歳児もすっかりハマってしまいました。私にとっては諸悪の根源?とも言うべき「初めの一歩」の1枚です。

たけしん さん やけっぱち:虎穴に入らずんば、ズンバジュビジュバ


●パガニーニ:24の奇想曲
ルッジェーロ・リッチ(vn) POCL-4721(録音1950年)


●やっとでたのよこれ。わたしなんてCD世代だからさあ、存在は知ってたんだけどね。LPだかSP探すのもねえ〜その手の方に御任せしますわってことで。やっぱいいですわ。リッチってなんか日本で評価低いのよね。「テクニックだけで音楽性を感じない」だとか「政治的活動もしててあざとい」とか。
 なにいってんだってんだい! バイオリニストがテクニックがあって何が悪い! あんな小気味いいカプリース弾ける奴ほかにだれがいるんじゃ! あはは こうふんしちまったい。録音が古くて心配な方ご安心あれ。だいじょうぶっすよ、当時のデッカの録音がこういうの上手っすから。う〜ん こんなことならこの前のリッチ企画ちゃんと買っておくんだった。金はいくらあっても足りないわ。わたしの中でのバイオリニストって――そりゃー きょしょーっていわれる人がすごいのも分かるけどね――リッチなんだなって再確認できて、えらく自己満足。まあみなさんだまされてくだされ。

KDM さん 精神論は真っ平だ!


●PORTS OF CALL
大植英次指揮ミネソタ管弦楽団 REFERANCE RECORDINGS(RR-80CD)


●レニーの元からでた指揮者って活きがいいのが多くて良いですよ。小澤征爾然り、ティルソン・トーマス然り。最近では佐渡裕とここに挙げたディスクの大植英次! ともかく最近のマイブームはこの4人の指揮者だったりする……。
 いくつかCDが出てますけど、このCDには様々な地域をイメージした曲が9曲収められていて、しかもその演奏がものすごくフレッシュ! 若い頃の小澤征爾を彷彿とさせるような勢いのある音楽をやってます! この人、才能だけでいったら小澤征爾以上のものがあるかも……。

デイリー高本 さん 「ドンキホーテ」となるも「英雄の敵」となるなかれ!


●バーンスタイン:オペレッタ「キャンディード」
世界初録音盤 SONY SK48017


●バーンスタイン作曲の最高傑作(?)であるのに、ミュージカル界、オペレッタ界のどちらからも「あっちの世界よ!」とつまはじきにされて、ブロードウェイでわずか73回の公演で打ち切られた「キャンディード」の世界初録音盤。未だに「ミュージカル」コーナーでも「オペレッタ」コーナーでも「クラシックのバーンスタイン」コーナーでもどこにも置いていないことが多い上に
・1枚モノなのに 2枚価格で売っている店もある
いわく因縁のある CD。
・「私 影響され易いの」の バックコーラスは 史上最高の録音!
 多くの人に親しまれている「1989年版」とは随分違うところもあるが、私としてはこの「初演版」を取りたいところが多い。

BEP さん 寝る子は育つ


●ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ、プロコフィエフ:ピアノソナタ第7番、ウェーベルン:変奏曲、ブーレーズ:ピアノソナタ第2番
ポリーニ(p)


●ブーレーズが聴きたくて購入したのですが、ウェーベルンにはまってしまいました。ウェーベルンブームも落ち着いてきて、一時期聞いてなかったのですが、最近リヒテルのプロコフィエフを聞いてというもの、この7番にはまってしまい、またこのディスクがお出ましとなりました。マイブームふたたびといったところでしょうか。ストラヴィンスキーブームが来たらまたお世話になることでしょう。

東榊雄一 さん 前回のお勧めも**盤?


●R・シュトラウス/歌劇「ナクソス島のアリアドネ」
カール・ベーム指揮ウィーン・フィル、ベーレンス、グルベロヴァ、T・シュミット他 Link 607-2


●これは、DGのものとは違って、1979/7/28、ザルツブルク音楽祭でのライブ録音(ステレオ!)です。昔LP(Legendaryだったかな?)で出ていた時、情報を聞きつけて、レコードを買いに走ったのですが、残念ながら売り切れで悔しい思いをしたものです。購入して驚いたのは、通常のプレスで作るCDではなく CD−Rを使用していること! 従いまして盤面が青いのが特徴です。Linkというレーベルは、スロヴェニアにあるらしく、いかにもカラープリンタで印刷したジャケットといい非常に怪しい雰囲気です。コーラスは無いオペラなのですがウィーン国立オペラ合唱団のクレジットが入っているのもご愛嬌です。余談ですが、ベーム指揮ではバイロイトでのマイスタージンガー、バイエルンでのフィデリオなんてものもでておりますので興味のある方は即チャレンジ!
 ところが……演奏は、なかなかで特にツェリビネッタを歌うグルベロヴァが聞き物です。最近は妙にベルカントしちゃってるグルベロヴァですが、個人的にはこのころが一番好きだな……。やっぱりツェリビネッタはグルベロヴァじゃなくては……(^o^)

川井謙一 さん 夢+努力=現実(夢の方程式)


●グルダ:コンチェルト・フォー・マイセルフ
グルダ指揮&ピアノ/ミュンヘン・フィル


●落ち込んでしまった時とか、元気をくれる曲が、この曲なんですよ。わかりやすい、乗りの良い曲なんで、どなたにでも薦められます。2楽章は、美しい。もし、今、モーツアルトがいたのなら、こんな曲、書きそう。フィナーレは、南国気分で、明るく、陽気です。国内盤がなく、知らない人多いと思うのですが、VPOも演奏していたりするんですよ(笑)

顰眉閑人 さん 蒸留酒より醸造酒


●ヴェルディ/歌劇「オテロ」
ジョバンニ=マルティネッリがタイトルロールの1940年代のメトロポリタンオペラライブ盤


●音質は電話を通して聞いているようなレベル。それを我慢出来れば大昔の大歌手の存在感、やりたい放題のわがままさを堪能できるディスクです。特に2幕幕切れの2重唄のおどろおどろしいスローテンポと力強さにしびれることでしょう。歌が終わって幕切れのオーケストラの気狂いじみた加速と一糸みだれぬ技量にも感動。今風のあっさりオペラに飽き足らない方はだまされたと思って聞いて下さい。

白井彰 さん 色の白いは七難隠す


●プーランク/グローリア、黒い聖母像への連祷、スターバト・マーテル
デュトワ/フランス国立管弦楽団、フランス放送合唱団他


●今年はプーランクが流行るから、いざという時にきっと役に立つと思い、年の初めに買いました。特にグローリアが好きでよく聴いています。

bee さん やっぱジャケットでしょー


●バッハ /ゴルトベルク変奏曲
曽根麻矢子(cemb)


●モノトーンの素敵な写真のジャケットが気になって、試聴して買ってから、ハマっています。他にはグールドのピアノ版しか聴いたことがないのでよくわからないですが、なんか生き生きしたチェンバロで大好きです。他にも諏訪内晶子さんとか、ジャケットの写真が目が引きますよね。

清水寛子 さん 終わりよければすべてよし!


Symphonic Dances from Westside Story, Firbird Ballet Suite(1945)
Shuya Okatu / Malmo Opera Orchestra


●N響定期に行って最初を聴いたら思わず欲しくなって買ってしまいました。輸入盤のためなんか書いてあるのが読めないところだらけですが、聴くと「買って良かった!」と思います。ディスクの表紙に書いてあるのを全部打ち込んじゃえ!と思って打ち込んだら、Oのうえに点が二つあるのが打ち込めませんでした。でも何度聴いても私は飽きないCDだと思うんですが……。

靖吉 さん アンプは真空管に限る


●ラヴェル/ピアノ協奏曲ト長調
ミケランジェリ(p), グラチス指揮フィルハーモニアo


●ピアノの「格」(古い?)が違うよなぁ〜。特に二楽章の美しいこと(感嘆)。 オーケストラが下手糞って? あんなもんで、十分。上手すぎると、ミケ様のピアノを聴く妨げになります。ちなみに、輸入盤のほうが、ピアノにフォーカスがあっていて、聴きやすいぞ。

Ryuji Nakagawa さん 塞翁が馬


●ショスタコーヴィチ/交響曲第5番、第6番
ウラディーミル・フェドセーエフ指揮モスクワ放送交響楽団 (CANYON Classics)


●ショスタコーヴィチの第6交響曲のベスト盤! ゆっくりしたテンポをとった第3楽章は圧巻で、何度聴いても飽きません。最近でたテミルカーノフ盤にがっかりして、フェドセーエフ盤を聴き直しましたが、やっぱり最高です。


●投稿をいただいたみなさま、ありがとうございました。ワタシ自身、大いに楽しませていただきました。
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