教えれっ! マイブーム・ディスク
▼ミクロなブームに一片の真実あり。「定評ある〜」「〜は一般に高く評価される」といった主体なき推薦文ではなく、「今まさにオレ様がハマるマイブームはこれだっ!」というみなさまのオススメCDをここに。
CLASSICA通算訪問者数40万名様を記念して募られた「教えれっ!マイブーム・ディスク」に、多数のご応募をありがとうございました(参考までに応募フォームはこちら)。
▼各項冒頭の白い帯上に書かれたコトバは「座右の銘」(笑)です。
またはジャケット写真をクリックすると、該当ディスクをオンラインCDショップCDNOWにて購入、一部のCDはサンプル・サウンドを試聴できます。


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去る者追わず。
ふじた
さん
●カラヤン指揮のブラームス交響曲第3番の最後の録音
ヴァントの演奏を聴いていて、ふとほかのCDも聴いてみたくなって、 昔から家にあったカラヤンの録音をかけてみました。第3楽章はさすがに美しいし、第4楽章もノリノリだと思っていましたが、以前は「なんか、うるさいなぁ〜」と好きなCDではありませんでした。カラヤンという指揮者もあんまし好きではなかった。
ところが! イヤホンでこれを聴くやいなや、すっかりハマってしまって、まさにまさにマイブーム状態! この演奏の巧みさ、ベルリンフィルの威力、すっかり統率しきっていつつも冷静さを失わないカラヤン! 「いまさらブラームス?」「いまさらカラヤン?」と自問しつつもハマってしまっています。

楽譜を私に!
すがわら
さん
●TANGO/熊本マリ KICC225、5曲目 ナザレー作曲 「ヴィトリオーゾ」
とにかく5曲目のヴィトリオーゾばかりを聴いている。この軽やかな感じは何なんだ!いいぞ、ナザレー!がんばれマリちゃん!
「楽譜が見つからないけどだれか知ってる?」というコメントをfjやその他のHP掲示板などで多数目撃。私も東京中の楽譜屋を探したが見つからず、仕方なく耳コピーでピアノに向かう毎日。この曲の楽譜を手にするまでは絶対にこのマイブームは終わらないだろう。だれか、ヴィトリオーゾの楽譜を私に!。
アクセス40万おめでとう。(取って付けました。(笑))

段取り八分
白井彰
さん
●Charles Ives, Symphony No.4他、Leopold Stokowski, The American Symphony Orchestra他
第4交響曲第2楽章 → 余白の4つの歌 → 第2交響曲第5楽章(これは別のCD)と聴いていると、自然に元気になります。

食えるときに食え!
のびぞう(高橋秀和)
さん
●ブラームス/交響曲第1番、フルトヴェングラー/ベルリン・フィル。人に貸してしまったのでどこのレーベルか不明。ジャケットが白黒。古い演奏。モノラル。
縦の線が全然そろってない。今のアマチュアオケの方がよっぽどそろっている。初めて聴いたとき、思わず笑ってしまった。しかし、この気合。こんな気合の入ったブラ1は大学オケ以外ではできないだろう。それほど新鮮な感動。貸すんじゃなかった。でも是非聴いていただきたい、究極の一品。(チェリビダッケの日本公演、ブルックナー8番は超名演でした(;;)CDになっているのでしょうか?なっていればそれも・・・ま、まだあるんです・・・)

「ドンキホーテ」となるも「英雄の敵」となるなかれ(R.シュトラウス?)
デイリー高本
さん
●ショスタコヴィチ作曲バレエ「明るい小川」作品39、ロジェストヴェンスキー指揮ストックホルム・フィル、CHANDOS (CHAN 9423)
 音楽史上有名な「プラウダ批判」で葬り去られた曲の1つ(もう1曲は オペラ「ムツェンスク郡のマクベス夫人」)だが、『何でこんな分かり易い曲が批判されたの?』ってくらい「明朗会計」な曲! 「ムツェンスク郡・・・」とは似ても似つかない曲想!! ショスタコヴィチファンは必聴の名盤か??(違うような気もする。)

毒を食らわば皿まで
tomoaki
さん
●BEETHOVEN Symphony N.6, MITROPOULOS, THEOREMA TH 121.132
第1楽章には「田舎に着いたときの愉快な感情のめざめ」とかいう表題が付いていますが、この演奏では田舎に着く前に相当にヒロポン射ちまくってる感じです。

ラフマニノフのページの更新で研究時間を無駄にしない(爆)
ひよどり
さん
●ショパン エチュード Pollini (POCG-9949 PolyGramm K.K.)
エチュードOp.10-4番の,右手左手が交互に盛り上がるのが、ドラクエで敵と戦っている時の雰囲気をかもしだしており、興奮度100%。ほんとは「別れの曲」の練習用に買ったんだけど。Op24-12"大洋"は,Op.10-4(ドラクエ)とならんで弾きたい曲No.1の座にあり。

風の吹くまま気の向くまま
東榊 雄一
さん
●ヴェルディ/歌劇「ドン・カルロ」、クラウディオ・アバド指揮ミラノ・スカラ座、カレーラス、フレーニ、オブラスツォワ、カプッチルリ、ギャウロフ、ネステレンコ、ローニ他
今年ボローニャ歌劇場の日本公演がありますが、それに合わせてたまたま購入しました。アバドには、DG録音の正規盤もありますが、これはハッキリ言って″海賊盤″で、私は、MYTOの物を持っていますが、同じ音源のものがLyricからもでてます。
アバドは、DGの録音でも、フランス語の5幕版+付録と凝ったことをしてましたが、この盤でもイタリア語の1887年版に1866年パリ初演時のリハーサル+1867年の断片をくっつけているというマニアックな(?)楽譜で演奏しておりますので、聞き慣れた「ドン・カルロ」と違って、出だしは違う!ものとなっております。さすがにライブなので″完璧″な演奏では無いのですが(オブラスツォワのエボリ公女のアリアなんか出だしの音程が怪しく感じるのですが、終わった後は、ものすごいブラヴァーの嵐)なんとも興奮させてくれます。
最後にレコードの話を外れるのですが、題名役が予定されていたホセ・クーラからアルベルト・クピードに変更になってしまいました! 何でだ〜!

戦えっ!
すずき あかね
さん
●モーツァルト、ベートーヴェン/ピアノと管楽器の五重奏曲変ホ長調、ブレンデル、ホリガー他、フィリップス
管楽器の室内楽というちょっと珍しい曲です。モーツァルトの「ピアノと管楽器の五重奏」と、若き日のベートーヴェンが同曲に倣って作った曲、の2曲をフィリップスがスターを揃えて録音したものです。地味な曲ですが、100回以上聴き込んでも飽きない良さがあります。特に2楽章はどちらもきれいです。
このCDは、ブレンデルのリードによる少し早めの演奏になっています。あまりCD化されていない曲のようですが、他にはあのレヴァインがピアノを演奏するバージョンもあり、先日BSでその録画が放映されていました(実は聴いているうちにこっちも買いたくなってきた)。とにかく、管楽器のアンサンブルが変ホ長調の温かみと非常に調和する名曲です。

素敵に不協和音(?)
いわいやすこ
さん
●キング・オブ・ターフ(曲:中山G1出走マーチなど/作曲:すぎやまこういちなど)
いやあ、私の路線からしたら、「フォーレ夜想曲集@パスカルロジェ」とか「ショパン夜想曲集@ピリス」あたりかな、などとも思ったんですが、やっぱり、最近のマイブームはこれにつきますね。(^^;) 朝、起き抜けに聴くと、今日一日やる気が出てきて、私みたいなやる気ない系の人間には非常にいいです。はい(入れ込みすぎになるといううわさもあるが……)。

痩せたい。
ぷーすけ
さん
●J.S.Bach / Piano Concerto in F minor, Stuttgart Festival Orchestra - Music Minus One(MMO)
毎日楽しく読ませていただいてます。
このCDはカラオケです。カラオケピアノはやりだすと止まらない、しかしいつも同じところでつまずいて、オケに置いて行かれるので「キーッ!!」となってしまいます。でも負けない。

笑いつづける奴を怒りつづける奴はいない(私の叱られ方)
Miura
さん
●Michael Daughery: METROPOLIS SYMPHONY, David Zinman / Baltimore Symphony Orchestra (argo 452 103-2)
映画音楽的なカルいノリが最高! またまたお決まりの"怒りの日"の旋律が心地よく耳に響く。深夜の都会のドライブには,もってこいの一枚!!!(実は赤と青の派手なジャケットに惹かれて買った)

秋茄子は嫁に食わすな
Pilsner
さん
●ヤナーチェク/ピアノ作品集:「霧の中で」、ソナタ「1905年10月1日街頭にて」、「草蔭の小径にて」第1集、ヨゼフ・パーレニーチェク(p)、SUPRAPHON 10 1481-2 111
作品への共感に満ちた入魂の演奏。ヤナーチェクのなまり(突き刺さるような前のめりの楽句や、反復される寸詰まりの楽句等)をロマンチックに美化することなく、テンポと音色を即興的と言える位に自在に変えて思い切り際立つように歌っており、とてもユニークです。「草蔭の小径」の素朴な優しさが胸に沁みます。洗練されたフィルクシュニーの名演とは対極にある個性的な解釈で好悪は別れるかも。店晒しになっているような地味なCDですが、これぞヤナーチェク好きの必聴盤。発見次第、ゲットしましょう。
※パーレニーチェクのヤナーチェクには他に、室内楽曲集(コンチェルティーノ、カプリッチョ、わらべ歌)と歌曲集「消えた男の日記」の伴奏もあり(いずれもスプラフォン盤)。これもいいゾ!
The Leos Janacek Page

変幻自在
白井良憲
さん
●エルガー「弦楽のためのセレナーデ」「序奏とアレグロ」「エレジー」「ソスピリ」、ヴォーン・ウィリアムズ「グリーンスリーブズ幻想曲」、ジョン・バルビローリ指揮ロンドン響? かつて東芝EMIより「イギリス音楽の詩情を求めて」シリーズの一枚としてリリース。現在輸入盤にて入手可。
どれにしようか迷ったのですが、一枚だけということで。RVW、エルガー、ディーリアス、ホルストをはじめとするイギリスの作曲家、そして我が敬愛するサー・ジョンにはまるきっかけとなったディスクの中から一枚。聞くほどにじんわりと心にしみわたるエルガーの小品の数々、それを聞かせるサー・ジョンの棒。そしてこのディスクの最後の曲、定評のあるグリーンスリーブスの名演。泣かせます。

覆水盆に返らず
Fledermaus
さん
●ベネディッテイ=ミケランジェリのラヴェル「夜のガスパール」 1960プラハの春音楽祭ライブ Multisonic/Czech 31 0193-2
「オンディーヌ」について。1959年のロンドンでの録音では四分音符=63だったのがこの録音では四分音符=65にスピードアップした(だからどうした?)。この後どの位スピードアップしたのだろうか? 誰かもっと速く弾く人いないかな。21世紀には四分音符=70で弾くのが当たり前になってたらいいな。

人は、無理して強くなる必要はありません。弱いままでいいのです。強くなると人の心の痛みに鈍感になります。弱い者が、手と手を取り合って強力する。そういう社会が、素晴らしい。
匿名希望です
さん
●PHILIPSの「ごきげんクラッシク」
シリーズもの。代表的な作曲家や、楽器による名曲等のオムニバス版。「おちゃめなモーッアルト」とか、「やんちゃなベートヴェン」とか、「いきいきバイオリイン」、「うっとりオペラ」、「きりりとバロック」、とか、その作曲家や、楽器等の特徴を、そのままタイトルにしているところが、空前のマイブーム!! 思わず、タイトルに魅せられて、シリーズ収集中(全シリーズで、何枚あるのでしょう?)。
あっ、「マイブームのCD1枚」ってなっている。ということは、シリーズの内、一枚を選んでねってことですね。んじゃー、タイトルが、気に入った「ゆかいなバッハ」にします。でも、「夢見るチャイコフスキー」なんてのもいいな。

上善は水の若(ごと)し。
渡辺健一郎
さん
●ドヴォルザーク/チェロ協奏曲ロ短調、山崎伸子(チェロ)、仙台フィル、円光寺雅彦指揮、ライヴノーツ
音がとても瑞々しい。録音もよい。

山下賢一
さん
●イングヴェイ・マルムスティーン/エレキギターとオケのための協奏曲(ポニーキャニオン)
純粋にクラシックではないのですが、とても情熱的ですばらしい。評論の常套句ではうまく表現できないような曲風だし、ぜひ直接聴いて欲しい逸品です。

キジも鳴かずば撃たれまい
dsegaw
さん
●ショスタコーヴィチ/交響曲5番&15番、クルト・ザンデルリング指揮バイエルン放響
とにかく感動。特にタコ5の終楽章、コーダ前の壁のような和音、止まるようなritは泣けます。タコ15の終楽章もこれまたすごいですね。毎朝通勤途中に「ああ、この人は結局メジャーになれずじまいなのだろうか?」と泣きながら聴いています。

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ご協力いただきました皆様方、どうもありがとうございました。次回も(?)ぜひご参加ください。


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