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▼CDが挙げられている場合は、該当商品があるもののみamazon.co.jpの購入ページにリンクされています。 ▼CDの指定がないものは一部こちらで「参考ディスク」を掲載しました。 |
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グレインジャー/リンカーンシャーの花束
私の専門分野である吹奏楽では、すでに古典の部類に入る名曲ですな。バルトーク等と同じように民謡の収集家であったクレインジャーならではの名曲でしょう。吹奏楽への偏見がある人に是非とも聞いていただきたい1曲です。だってお薦めディスクはラトルの演奏だし……。
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ショーソン/ピアノ四重奏曲イ長調Op.30
ショーソンと言えば、ピアノとヴァイオリンと弦楽四重奏のための協奏曲が、室内楽では有名だが、裏ということでこちら。構成楽器が少なくなった分、シンプルな響きが楽しめる。
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ストラヴィンスキー/イ調のセレナード
音楽を聴くようになって感受性が豊かになったのか、感受性が豊かだから音楽を好きなのか定かではないけれど、でも時として音楽から受けるそうした感情、表現がわずらわしく覚えるときがある。だったら何も聴かなければ良いんだろうけれど、no music, no life! みたいな半ば中毒になっている人間にとっては、そんな時でも音楽は欠かせない。で、そういうときに手にするのがストラヴィンスキーの(あまりメジャーでない)音楽。「プルチネルラ」「イ調のセレナード」等々。
これらの音楽は私をどこの感情の王国に導いてくれるのだろうか?と思いつつ、聴きつつ、音楽に手を引っ張られ、感情の王国の国境をさまよいつつも、しかし、音楽は結局どこにも連れて行ってくれない。そんな世界は初めからないんだよって感じ。あっかんべー(死語?)をして、音楽は一人で行ってしまう。 セリーに入ってからの作品でもいくつか良いのはあるけれど(「レクィエム・カンティクルス」なんて最高!)、でも、ここは比較的聞きやすい「イ調のセレナード」を推薦しようか。「プルチネルラ」ぐらいだったらロマンチックに聴くこともできるかもしれないけれど、このセレナードではロマンスと題された2曲目においてもロマンチックな感情はもうない。擬態したロマンスという花に近寄ろうか近寄るまいかと悩む蜂のホバリングのような音楽。 ところで、オススメに挙げたのはロシアのミハイル・リツキーというピアニスト。日本コロムビアから数枚のCDが発売されたものの、数年前から新譜はプツリとなくなってしまった。誰かその後の「ロシアの大熊」リツキーを知る人はいないだろうか?いいんだよ。すごく! |
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フォーレ/ピアノと管弦楽のための幻想曲ト長調Op.111
フォーレって悪くないけど地味でないかい、と思っている人にお勧めの一曲。フォーレらしく地味だけど、適度にロマンティックしていて、フォーレを聴き慣れていない人でも退屈しない(と思う)。
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クルト・ヴァイル/七つの大罪
ブレヒトの脚本といい、ヴァイルの音楽といいもっともっと演奏されてしかるべき、不朽の名作。歌付きバレエという特殊かつキッチュな雰囲気も最高。だまされたと思って聴いていただきたい。ちなみにこのディスクのone life to liveでガーディナーの歌も聴ける(笑)。
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クレンペラー/交響曲第1番
1961年のある日、ベンジャミン・ブリテン氏(作曲家、在英国)はスコアを前にしてとても悩んでいた。どうすれば、相手の気持を損ねずに、「だめ」と伝えられるであろうか、と。いや、その悩みは一人ブリテン氏だけでなく、当時広く英国に在住する作曲家・批評家達皆が同じく抱えていた。
アムステルダムで噂になったあの作品の英国初演がされるらしいと耳にしていたが、適当にお茶を濁した評を書いてやり過ごせばいいだろうとたかをくくっていたところ、まさか本人からスコアが送られて「率直」な感想を直接求められるとは! スコアの表紙には「交響曲第1番(1961年) 作曲:オットー・クレンペラー」と書かれていた。当年とって75歳、つい昨年フィルハーモニア管との感動的なベートーヴェン・チクルスを成し遂げたドイツ音楽の巨匠が、何を思って「ラ・マルセイエーズ」がいきなり闖入する支離滅裂で素っ頓狂な作品を書いたのだろうか? 脳腫瘍が再発したのか? 腕は振れんが、気だけはクロル劇場時代のまんまに「若い」とスコア上でアピールしようとしたのか? あるいは三大Bばかり振らせずに、最近話題のブーレーズやシュトックハウゼンも振らせろというレッグやEMIへの抗議なのか? 結局、ブリテン氏は、逡巡しつつも「よく分からん」という趣旨の手紙を書き送り、ようやく「戦争レクイエム」の作曲を続ける気になれたのであった。因みに、翌62年に初演された「戦争レクイエム」をクレンペラーは気に入らなかったようであるが、「手紙」が関係しているかは定かでない。 |
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ショスタコーヴィチ/弦楽四重奏曲第15番
ショスタコーヴィチといえば15曲の交響曲というイメージが強いのですが、同じ数だけある弦楽四重奏曲も傑作揃いです。本当は全曲と言いたいとこなのですが代表して15番をお勧めします(名曲ですがとてつもなく暗い曲です。あしからず……)。
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ラフ/ピアノ三重奏曲
1861年〜70年にかけて作曲された4つのピアノ三重奏曲、作品102,112,155,158です。ロマン派真っただなかにあって期待通りの美しい曲である。緩徐楽章が絶品でブラームスを感じさせるが優しさがある。2CDsで780円(ARTENOVA)2000年録音も良い。廉価であるが名曲、名演は絶対のお薦めです。
ラフは交響曲ではまあまあだが室内楽は一聴の価値あり。マニア垂涎とまでは言わないが、新規開拓、世界初録音等に興味のある方はどうぞ。 |
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ボロディン/交響曲第2番
クライバーの名前につられて購入したディスクですが、すばらしい演奏で録音も悪くなく、とても気に入っています。曲も結構名曲なのではないかと思っていますが、他の演奏で聴いたことがないため、クライバーの指揮の力なのか曲の良さなのかはよくわかりません。
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R・シュトラウス/インテルメッツォ
「サロメ」や「薔薇の騎士」で有名なR・シュトラウスのオペラの中で超マイナーなオペラですがなかなかどうしていい曲ですよ。筋は音楽家(R・シュトラウス自身)の話で、ゆえに曲中に「英雄の生涯」「ファウスト」「オテロ」「トリスタンとイゾルデ」「フィガロの結婚」「魔弾の射手」等々引用や暗示があり、クイズとしても楽しい曲と言われているマニア必聴の曲です。
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↑ご質問にお答えして、入手しやすい録音を。(編) |
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モーツァルト/ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのためのディヴェルティメント K563
モーツァルト第一の名作ということで定評がある。にもかかわらず、知っている人は意外と少ないのでは。それよりも、CDが少ない。私は、ウィーン弦楽三重奏団(Calig)を持っているのですが、手に入るもので他には何があるのか教えて下さい。
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