●見事な試合に言葉もないが、先発から。GK:楢崎−DF:中田コ、宮本、松田−左:小野、右:明神−MF:稲本、戸田−AMF:ナカタ−FW:鈴木、柳沢。宮本は森岡のケガによる予定通りの代役。前の試合と違うのは右に明神が入ったこと。ニッポンは左サイドが攻撃的になるわけだが、ロシアもカルピンが右サイドにいる。同サイドで二人が対決することになり、小野のあがった後ろのスペースのカバーを中田コに、さらにそのカバーのためにディフェンスが左に寄った場合、明神が下がってカバーするという構え。ディフェンス力の勝利であり、明神、戸田の貢献度はきわめて高かった。
●得点もすばらしかった。中田コからのロングパスを、前線で柳沢がポストとなってさばいたところに、飛び出してきた稲本がこれを受けて落ち着いてゴール右上にシュート。一瞬、オフサイドかとも心配したが、ゴールとなった。
●前半はゲームプラン通りの0−0だったが、ベルギー戦とは違い、ニッポンがゲームを支配していた。引き分けでも十分なニッポンとしては後半どうするのかとも思ったが、意外とお互い攻撃的な展開となり、両者に決定機はいくつもあった。ロシアに完全にディフェンスを崩されたピンチもなんどかあったが、最後には彼らの決定力不足に助けられた。ま、でもニッポンのゲームとなると、なかなか冷静に見られないので、あとでビデオを見返したら全然違う印象が残るかも。
●深夜、ウチの最寄駅で、試合から帰ってきたサポーターと近所の若者たちが20〜30人ほどがおそらく自然発生的に集まって、飛び跳ねながらニッポン・コールを叫び、異様な盛り上がりを見せていた(しっかり警官も監視に来ている)。やっぱりここは開催国なのだ。
(6/10)
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