
●東京国立近代美術館の企画展「杉本博司 絶滅写真」へ。杉本博司の銀塩写真約60点が展示されている。「絶滅写真」とは銀塩写真の技術が絶滅しつつあるというニュアンスか。いくつか主要なシリーズがあって、上は「劇場」シリーズのひとつ、「ガルニエ宮、パリ」(2019)。パリ・オペラ座だ。舞台上は明るく、真っ白。反射を防ぐために角度を付けて撮っている。写真の写真を撮るとは。しかも銀塩写真をスマホで撮っている。

●こちらは同じシリーズの「ユニオンシティ・ドライブイン、ユニオンシティ」(1993)。こちらもスクリーンは真っ白。光ってるけど、なにもやってない劇場がこんなふうにいくつも並んでいた。

●こちらは「海景」シリーズの一枚で、「カリブ海、ジャマイカ」(1980)。海、空、水平線が並ぶ。写真の技術的な部分はわからないので、絵画と同じように眺めるしかないのだが、多くの海の絵画に水の流れや光のきらめきや風を感じるのに対し、この海は時の流れが止まって固定化されているかのよう。固体みたいな質感。

●「ナポレオン・ボナパルト」(1999)。ほかにもダイアナ妃やフィデル・カストロ、昭和天皇らの肖像が並ぶ。ん、なんなんだこりゃ、と思うわけだが、これはロンドンのマダム・タッソー蝋人形館の蝋人形を撮影している。一種の複写物のそのまた複写物が、かえって生きているように見えるという不思議。
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●ワールドカップはDAZNのハイライトで追いかけている。前にも書いたように参加国と試合数が増えたので、グループリーグ期間中は自重せねば。今日から一日に6試合も行う。6試合×4日間の24試合でグループリーグ第3節を片付けるわけだ。大盤振る舞いというか、大安売りというか……。


●ワールドカップ、日本代表の第2戦は対チュニジア戦。第1戦でオランダ相手に引き分けたのはよかったが、勝ち点としては1を得たにすぎないわけで、この試合で引き分けたり負けたりすると、第3戦のスウェーデン戦が背水の陣になる。一方、勝てばほぼ決勝トーナメントには進めるという状況(3位になっても勝点4あれば通れるのでは)。ニッポンは久保がけがで不在。代役がだれかと思ったら鎌田を一列上に上げて、代わりに中盤に田中碧を入れた。つまり、2シャドーは鎌田と伊東のコンビに刷新、前田大然はベンチ。意外だったのはディフェンスラインも2枚入れ替えたこと。オランダ戦は渡辺剛、谷口彰悟、伊藤洋輝だったが、これを冨安健洋、板倉滉、伊藤洋輝に変更。こちらのほうがレギュラーメンバーともいえるが、冨安と板倉のコンディションは問題ないということなのか。GK:鈴木彩艶-DF:冨安健洋、板倉滉、伊藤洋輝-MF:佐野海舟、田中碧-堂安律、中村敬斗-鎌田大地、伊東純也-FW:上田綺世。
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●日本代表の初戦はダラスでの開催で、朝5時のキックオフ。そんなに朝早くに起きれない……と思っていたら、キックオフ15分前に自然に目が覚めた。まず、ニッポンの先発メンバーを確認して、軽い驚き。GK:鈴木彩艶-DF:渡辺剛、谷口彰悟、伊藤洋輝-MF:佐野海舟、鎌田大地-堂安律、中村敬斗-久保建英、前田大然-FW:上田綺世。大会直前に遠藤航が戦列を離れたので、2ボランチが佐野海舟と鎌田大地になるのは予想通りだが、2シャドーの一角に伊東純也ではなく前田大然。三笘と南野がけがで不在のため、もともと2枚足りない感があるが、この大一番で前田に出番が訪れるとは。代表での先発は久々なのでは。一方、センターバックの3枚には板倉もいなければ冨安もいない。渡辺、谷口、伊藤の3枚で、ここに来て谷口が真ん中に入ることになろうとは。ちなみに遠藤航の代役はなぜかフォワードの町野修斗。トップとキーパー以外、どこも人が足りないまま見切り発車したような感覚だ。