January 17, 2020

カタールU23対ニッポンU23@AFC U-23選手権 グループステージ

カタール●東京オリンピック男子サッカーの予選も兼ねたAFC U-23選手権が開催中。当欄では試合を追いかけていなかったが、ニッポンがグループステージで早々に敗退することになってしまったので、第3戦までを振り返っておこう。ここまで2敗1分。アジアの戦いでは近年まれに見る不調ぶりで、森保監督の解任論まで飛び出している模様。
●この大会、そもそもニッポンはなんのために参加しているのかという大きな疑問がある。東京オリンピックにはニッポンは開催国として出場できる。だったら、この大会、出なくてもいいのでは。そう言いたくもなるが、これはオリンピック委員会の大会ではなく、AFCのU-23選手権だから不参加というわけにはいかない。だから参加するんだけど、もちろんヨーロッパの選手は呼べない。例外的にスコットランドのハーツから食野が招集されているが、ほかに欧州組の五輪代表候補は8人ほどいる。加えて本大会でオーバーエイジを3人呼ぶとすれば、合わせてちょうど11人だ。ちなみに五輪はワールドカップと違って登録メンバーは18人のみ。となると、この大会のU23でオリンピックに出場できるのは何人いるだろう。なんだか、大人の事情だけでできあがったU23のチームっていう感じだ。
●これというのもFIFA(とAFC)の過密スケジュールのなかに、4年に1回、別団体主催の国際大会を無理やり突っ込んでいるからそうなるのであって、もう男子サッカーはオリンピックに参加しなくてもいいんじゃないだろうか。フルメンバーは無理だからU23という妥協点を見つけたはずが、妥協点としても機能していない。どうしてもやるならオリンピックはU17くらいの大会にしちゃうとか? いや、違うな。O35のマスターズ・サッカーにするのはどうか。中村俊輔やカズの雄姿が見られるぞ!
カタール対ニッポン戦は主審がひどすぎた。前半48分に田中碧が一発レッドで退場したが、VARで映像を確認できるのに、まさかそんな判定が出るとは。田中碧の足は先にしっかりとボールの上に乗っていた。ファウルですらあったかどうか。盛大に負け惜しみをすると、後半33分のカタールのPKだってかなり怪しい。だいたいカタールはアジア・チャンピオンで、フル代表のメンバーまで参加しているのに、一人少ないニッポン相手にようやく五分の戦いをして1対1で引き分けたわけで、この試合で頭を抱えるべきはカタール。11人と主審が力を合わせて、10人のニッポンとやっと引き分けた末に、オリンピック出場権を逃す始末。ニッポンは第1戦も第2戦も酷い戦いではあったが、この第3戦は胸を張っていい。
●それにしても森保監督は本大会でも3バックを採用するのだろうか。国内では3-6-1のチームがずいぶん増えているようだが、海外組にとってはなじみが薄いはず。

January 16, 2020

オーケストラ・アンサンブル金沢 ニューイヤーコンサート2020

●15日は紀尾井ホールでオーケストラ・アンサンブル金沢のニューイヤーコンサート2020。指揮は首席客演指揮者のユベール・スダーン(さすがにミンコフスキは出てこない)。親しみやすい小品中心のプログラム構成で、前半はソプラノの森麻季、後半はコンサートマスターのアビゲイル・ヤングがソリストとして活躍。
●前半ではモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の第1、第2、第4楽章の各楽章とヘンデルのアリアを交互に演奏するという趣向が珍しい。森麻季さんによるヘンデルの「オンブラ・マイ・フ」「涙の流れるままに」他、清澄な声を堪能。後半も、クライスラー「愛の喜び」→シュトラウス兄弟の「ピツィカート・ポルカ」→クライスラー「愛の悲しみ」→ルロイ・アンダーソンの「プリンク、プレンク、プランク」といったように、クライスラーとピツィカートの曲を交互に演奏するなど、曲順が特徴的。ほかにグリーグ「ホルベルク組曲」抜粋、チャイコフスキーの「弦楽セレナード」ワルツ、モンティの「チャールダーシュ」など、耳なじみのいい曲が並んだ。「チャールダーシュ」でそれまでおとなしめだった客席がぐっと沸く。最後にバルトークの「ルーマニア民俗舞曲」。この日の白眉。
●井上道義前音楽監督時代であれば、最後にマエストロのマイク・パフォーマンス(?)が入るところだが、スダーンがマイクを握って出てくるはずもなく、アンコールにクライスラーの「美しきロスマリン」。アビゲイル・ヤングが音楽でしっかり締めてくれた。今回は弦楽器のみの編成だったこともあって、いくぶんしっとりした雰囲気の「ニューイヤーコンサート」に。
OEK情報誌 カデンツァ ●左は会場で配布されていた石川県立音楽堂とオーケストラ・アンサンブル金沢の情報誌「カデンツァ」。これが鏡餅。金沢育ちの自分は成人してからかなり経つまで、鏡餅とは全国どこでもこういうものだと信じて疑わなかった。初めて東京のスーパーで「紅白ではない鏡餅」が大量に並んでいるのを目にしたときは、てっきり業者のミスで事故が起きたのだと思ったほど。

January 15, 2020

ルーターを新調してパケットさらさら

wifiのシグナル●家でスマホを使っていると、Twitter上の画像や動画の表示、あるいはGmailの添付ファイルを開いたりするのに、妙に待たされることがあった。スマホの性能不足かと思いあまり気に留めていなかったのだが、外出しているときにはそんな現象は起きない。どうしてなのかな、まるでパイプが詰まっていてなにかがつかえているかのような遅さだなあ、光回線の速度は十分出ているはずなのに……と思ったところでハタと気づく。これって、ルーターのせいじゃないの!?
●現行のルーターはずいぶん古い世代の非力な機種。導入当時は主にノートPCをつなげるためのものだったが、今やスマホだタブレットだミニタブレットだKindleだScanSnapだとWi-Fiを使うデバイスが飛躍的に増えている。数えてみたら計10台の機器がルーターにぶらさがっている。これらをいくつも同時に使うことは少ないが、多くの機器はバックグラウンドでアプリを更新したり位置情報をやりとりしたりするわけで、石器時代のルーターには重荷だったにちがいない。
●そんなわけで、おニューのルーターをゲット。機種はなじみのあるAtermからWG1200HS3を選ぶ。導入したところ、それまでがウソのようにヒュンヒュンと処理が軽くなった。排水溝の詰まりにパイプフィニッシュ!みたいなお掃除スッキリ感。パケットがさらさら流れるのが目に見えそう。Twitterもなにもかも高速化。
●ひとつ感動したのは、Atermの「Wi-Fi設定引越し」機能。既存ルーターがWPSに対応していれば、SSIDや暗号化キーをそのまま引っ越せる。おかげでスマホなど各デバイス側はなにも設定を変える必要なし。この簡単さは大吉。

January 14, 2020

ミーツ・ベートーヴェン シリーズ vol.1 仲道郁代

池袋西口公園
●10日は東京芸術劇場へ。年末年始は演奏会から遠ざかっていたので久々の公演。芸劇前の広場にグローバルリングができていて、なんだかキラキラしていて、池袋っぽくない。
●この日はベートーヴェン生誕250年企画「ミーツ・ベートーヴェン シリーズ vol.1 仲道郁代」。ベートーヴェンのピアノ・ソナタを2種類のフォルテピアノとモダンピアノで弾くという趣向。全体は3部構成になっていて、第1部は演奏前に20分強のトークが置かれ(急遽入ることになったそう)、平野昭、太田垣至、仲道郁代各氏が登壇。ベートーヴェンの創作期間が楽器の発展と重なっており、曲によって使用音域が違っている等のレクチャー。その後、J.A.シュタイン(1790年モデル/61鍵/米ツッカーマン製)でピアノ・ソナタ第8番「悲愴」とピアノ・ソナタ第14番「月光」第1楽章のみ。10分の短い休憩をはさんで第2部はブロードウッド(1816年モデル/73鍵/ジョン・ブロードウッド&サンズ製)でピアノ・ソナタ第30番。さらに15分の休憩をはさんで第3部はヤマハCFXでピアノ・ソナタ第14番「月光」とピアノ・ソナタ第21番「ワルトシュタイン」。ピアノという楽器のダイナミックな変遷をたどる盛りだくさんの構成。フォルテピアノはいずれも奏者所有。
●はたして東京芸術劇場の大ホールで、フォルテピアノが聞こえるものか。いちばん気になったのはその点なのだが、思ったよりも音はちゃんと届く。2階席だったのでステージからの距離はけっこうあったのだが、音量的な不満はあまり感じない。楽器の後方に透明な反響板あり。ただ、広大な空間と残響のなかに埋もれてしまった要素も少なからずあったんじゃないかなとは思う。ニュアンスというか、身振りというか。
●最大の驚きは、モダンピアノが鳴り響いた瞬間。それまでフォルテピアノの音に順応していたから、「月光」の冒頭が巨大音響の塊として鳴り響く! なんという太い、金属的な轟音なのか。強烈な違和感。ところが、聴いているうちにだんだん慣れてきて、「ワルトシュタイン」が始まる頃にはもうなんの違和感も感じないし、音の強靭さに圧倒されることもなくなる。いつものピアノだ。「月光」冒頭が巨大音響だったのに、「ワルトシュタイン」はごく普通の音に聞こえる。人間の慣れって怖い!
●アンコールがおもしろい。「エリーゼのために」をまずはヤマハで弾き始め、途中でシュタインへ移動、さらにブロードウッドへと楽器を替えながら演奏する。いったん演奏を止めて、しずしずと別の楽器へ歩いてから、また続きを弾き始めるという優雅な聴き比べ。客席の反応は上々。

January 10, 2020

バレリア・ルイセリ「俺の歯の話」(白水社)

●(一昨日から続く)もう一冊は新刊でバレリア・ルイセリの「俺の歯の話」(松本健二訳/白水社)。メキシコ出身ながらスペイン語と英語の両方で小説を書く著者による、パチューカ生まれの競売人のささやかな成功と失敗を描いた物語(パチューカといえば本田圭佑が一時期所属していたクラブだ)。歯小説であり収集癖小説でもありアートギャラリー目録小説でもあるという、まったくオリジナルな作品。中南米出身の作家に対して期待されるような、ローカル色豊かな小さな逸話の集積にもたしかにおもしろさがあるのだが、筆致は至って現代的で、アメリカから遠くに眺めるスペインの風景といった感。いくぶん都会的な線の細さも漂う。
●著者はてっきり男性だと誤解して読んでいたが、途中で(名前が示すように)女性だと気づいて軽く驚く。スペイン語と英語を自在に行き来する著者だが、自作をスペイン語から英訳する段階で大幅に改稿され、翻訳が再創造になるという創作プロセスが興味深い。
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●お知らせを。東京・春・音楽祭のサイトに拙稿掲載。毎年短期連載させてもらっているコラムで、昨年のシェーンベルクに続いて、今年はベートーヴェン。「友達はベートーヴェン」第1回「運命はかく扉を叩くvs鳥のさえずり」。ご笑覧ください。

January 9, 2020

新国立劇場2020/21シーズンランナップ説明会

新国立劇場 シーズンランナップ説明会
●8日午前、新国立劇場の2020/21シーズンランナップ説明会へ。オペラ、舞踊、演劇の三部門の芸術監督がそろって会見する貴重な機会。今回から舞踊は次期舞踊芸術監督の吉田都さんが登壇。写真左より小川絵梨子演劇芸術監督、吉田都次期舞踊芸術監督、大野和士オペラ芸術監督。まず3演目共同の記者会見が開かれて、その後、部門ごとに分かれて懇談会形式で集中的に質疑応答を行ういつものスタイル。
●で、オペラ部門の2020/21シーズンランナップだが、大野体制の3期目ということで、当初の発表通り一年おきに制作される日本人の新作第2弾、およびダブルビル第2弾が新制作に含まれている。新制作は4つ。公演順にブリテン「夏の夜の夢」、藤倉大「アルマゲドンの夢」、ストラヴィンスキー「夜鳴きうぐいす」&チャイコフスキー「イオランタ」のダブルビル、ビゼー「カルメン」。
●まず「夏の夜の夢」だが、演出はデイヴィッド・マクヴィカー。指揮はイングリッシュ・ナショナル・オペラ音楽監督を務めるマーティン・ブラビンス。というか、日本では名フィル元常任指揮者と言ったほうが通りがいいかも。なお、これはモネ劇場のプロダクションを新国立劇場で購入したもの(ケントリッジ演出の「魔笛」と同様のケース)。
●日本人新作は藤倉大「アルマゲドンの夢」。大野さんが「現代に通じるテーマを持った作品を」とリクエストしたところ、藤倉さんが選んだのは、なんと、H.G.ウェルズ原作の短編。ウェルズといえばSF小説の始祖のような存在だが、「マーラーやリヒャルト・シュトラウスの同時代人」と紹介されていて、なるほど。この「アルマゲドンの夢」は従来の邦訳では「世界最終戦争の夢」と題されていると思う。昔は「アルマゲドン」なんていう言葉は日本語では通用しなかったから、「世界最終戦争」と翻訳されていたんだろう。台本はこれまでの藤倉作品で共同制作が多いハリー・ロス。演出はリディア・シュタイアーで、「問題意識の掘り起こし方の深さに定評がある」。英語台本で藤倉大作品ということで、国際的に発信力のある作品になりそう。藤倉大のオペラといえば、以前、東京芸術劇場で「ソラリス」が演奏会形式で上演されたのを思い出すが、「ソラリス」の原作はスタニスワフ・レム。レムの原作はSFの枠を超えた世界文学の名作として広まっているが、今回のウェルズの原作はSFの枠のなかでも歴史に埋もれつつある古い小説。レムに比べると台本や演出で創意を発揮する余地が大いにあるんじゃないだろうか。ちなみにこの作品、もうできあがっているんだとか。オーケストラは三管編成、合唱も入るそうなので、「ソラリス」よりもずっと大きな編成の作品になる模様。
●ダブルビルは「夜鳴きうぐいす」と「イオランタ」。童話オペラを並べていると同時に、以前から大野さんが言っていたロシア・オペラのレパートリーの蓄積もできるという一石二鳥の二本立て。「夜鳴きうぐいす」は「ストラヴィンスキーの作風の変化がひとつの作品に内包されている大変な傑作」。
●「カルメン」の演出はアレックス・オリエ。「トゥーランドット」での大胆解釈が物議をかもしたというか、むしろ物議をかもしきれなかったきらいがあるのだが、さて「カルメン」はどうだろう。「トゥーランドット」での前例を考えると、「だったらカルメンがホセを返り討ちにするのかな」「それとも心中しちゃう?」「案外ふたりとも生き残ったりして」など、いろんな期待を呼ぶ。なお、大野監督は「アルマゲドンの夢」と「カルメン」の2演目を指揮する。

January 8, 2020

「ミゲル・ストリート」(V・S・ナイポール著/岩波文庫)

●年末年始、たまたま続けて強烈な辺境性を宿した新旧ふたつの物語を読んだ。ひとつはV・S・ナイポールの「ミゲル・ストリート」(小沢自然・小野正嗣訳/岩波文庫)。ノーベル賞作家が1959年に書いたデビュー作で。昨年、文庫になった。イギリスの植民地だった頃のトリニダード島の街が舞台で、登場する男たちはだれもかれもダメ男と変人ばかり。ろくに働いていない男だらけで、やたらとラム酒を飲み、子供と奥さんを殴る。どうしようもない連中だが、どんな変人でも共同体の一員として受け入れてしまう南国的な大らかさがあって、だれも飢える者はいない不思議な街。
●おかしな話が満載だが、とりわけ印象的だったのは「機械いじりの天才」の章。クルマをいじられずにはいられないオジサンが、修理するといってはクルマを壊してしまう。わからないのなら触らなければいいのに、どうしてもいじってしまう。なんだか身につまされる。目次を見た時点でわかるように、最後に主人公は教育を受けるためにこの街を後にする。どこか故郷を「見捨てる」ような話の閉じ方が、この連作短編集の肝なんだと感じる。(つづく

January 7, 2020

天皇杯は神戸へ。創設以来の初タイトル

新国立競技場
●今頃お正月の話題が続くのもなんだが、今年の天皇杯決勝は元旦の新国立競技場が舞台だった。当初のザハ・ハディド案が破棄され、あれやこれやの紆余曲折があって、もはや「サッカー場」としての存在感が意識からすっかり抜け落ちていた新国立競技場だが、はっと気がついたら競技場は完成していて、こけら落としが天皇杯決勝だったんである。チケットは完売。録画をゆるく眺める。
●対戦カードはヴィッセル神戸vs鹿島アントラーズ。常勝軍団の鹿島だが今季はいまだ無冠。といっても、あれだけ主力選手が欧州に移籍しても、リーグ戦は3位だし天皇杯でも決勝まで来ているのが恐るべきところ。試合は18分に神戸がラッキーなオウンゴールで先制(藤本憲明のゴールかオウンゴールかよくわからなかった)、さらに38分にまたしてもラッキーな藤本憲明のゴールで追加点。全般に拮抗した戦いに思えたが、結果は2対0で神戸が完勝。クラブ初のタイトルを獲得した。新しい国立競技場の門出で悲願の初タイトルを手にしたのだから、神戸のファンにとってはたまらない元日決戦だっただろう。
●神戸が楽天化して以来、イニエスタの年俸に3年間で約100億円みたいな、Jリーグの従来の常識では考えられない巨額の予算がつぎこまれるようになったものの、これまで結果が付いてこなかった。ひとりふたりのスーパースターが来ても勝てないのがサッカー。でも気がつくとじわじわとディフェンスの強化も進んでいて、3バックの一角にはフェルマーレンがいるし、酒井高徳の加入も相当に効いている。イニエスタやポドルスキやビジャがいなくても、この調子で堅実に強化していけば安定した強豪チームになりそうなもの。それにしても藤本憲明はJFLからJ3、J2、J1と上がってきて、最後はイニエスタといっしょにプレーしてゴールを決めてタイトルを獲得しているわけで、サッカーマンガを地で行く展開。
●マリノス・ファンとしては、シーズン途中で移籍した飯倉大樹が神戸でタイトルを手にしたことがうれしい。出て行った者も、残った者も、最後は笑ってシーズンを終えられた。
●新国立競技場の歴史に残る最初のゴールがオウンゴールだったことに、サッカーの神様のイジワルさを感じずにはいられない。

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飯尾洋一(Yoichi Iio)

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