April 10, 2020

ZoomとSkypeが続いた一日

●たまたま昨日はZoomを使った多人数のビデオ会議と、Skypeを使ったアーティスト・インタビューが続いた。Zoomは荒っぽい作りのところもあるが、多人数で使用した際の安定感は驚異的で、ストレスがない。データの圧縮が上手にできているということなのか。モバイル用のノートPCを使ったが、参加者が十人以上になるともっと大きな画面を使いたくなる。そこでデスクトップPC用にウェブカメラを導入しようかと思ったら、こぞって品切れ。みんな考えることは同じだ。今、買えないものといえば、マスクとトイレットペーパーとウェブカメラ。
●Skype取材では、アーティストとインタビュアー(ワタシ)と編集者が3か所から集まって分割画面で進行。こちらは当初、対面での取材を予定していたが、緊急事態宣言もあってか、取材場所としていた出版社に部外者が入室できなくなってしまった。出版社は常時大勢のフリーランスが出入りする場所だけに、感染症対策としてはもっともな話。今、原則として部外者は立ち入り禁止になっているオフィスは多いのだろう。あらゆるコンサートが中止になったのに続いて、対面の打ち合わせも取材もすっかり消えた。
●今後、ZoomやSkypeといったアプリのどれが主流になるかはわからないが、ウイルス禍が一段落した後もこのようなオンライン・ミーティングはビジネス文化として定着しそう。特にインタビュー取材で撮影が不要のケースでは、オンラインが基本になるかも。

April 9, 2020

在宅収録

●昨日は自宅でラジオ番組の収録にチャレンジした。FM PORTの「クラシック・ホワイエ」(毎週土曜日夜10時オンエア。停波の6月末まで続く)だが、通常は新潟からディレクターの方が東京のスタジオに出向いて収録するという形をとっていた。しかし、現在の感染状況の中で東京と他都市間の長距離移動は難しい。そこで、収録もリモートワーク化できないかということで、局からレコーダーとマイクを送ってもらった。まず、ひとりでテストしてみたが、やはり自分だけでしゃべるとどうしても早口になるし、ミスがあってもその場でNGをもらえない。そこで、局と電話でつないで、電話でディレクションしてもらいながら、電話とレコーダーの両方で録音して、条件の良いほうを使ってもらうことにした(まあ、レコーダーのほうが高音質だとは思うが)。
●もちろん、自宅なのでスタジオのように密閉されていないから、周囲から多少のノイズは入る。あと、最初にテストすると背景に「プーン」という電気的なノイズが乗っていて困ったのだが、PCやオーディオ機器をぜんぶシャットダウンしたら乗らなくなった。どうがんばってもスタジオと同等の条件にはならないだろうが、このウイルス禍のなかでは臨機応変にできることをやっていくしかない。

April 8, 2020

緊急事態宣言が出た

●7日夕方、ついに緊急事態宣言が出た。対象は東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡。「緊急事態宣言」っていう字面から想像していたのは、予想もしていないタイミングでいきなり町にサイレンがウ~~っと鳴ったり、携帯電話が不吉な和音を奏でたり、テレビの全チャンネルで一斉に指導者の演説が放映されたり(なんならテレビのスイッチが自動で入ったり)、ウェブブラウザから「スポポーーン!」と別ウィンドウが立ち上がって、赤文字が点滅しながら「緊急事態です!」と通知したり(それじゃ別の意味のウィルスだ)といった突然の展開だが、そうではなかった。日曜の夜から観測記事が出て、月曜日に「いよいよ総理が決断か」みたいな記事が出て、火曜の朝に「専門家の諮問機関に諮った」という記事が出て、その日の夕方に出る、といったように手順を踏みながら出てきた。序奏が入念、ベートーヴェンの交響曲第7番並に。
●それで、緊急事態宣言が出ると何が変わるのかというと、あれこれ読んでも予測が付きづらい。荒っぽい外出制限や移動制限があるわけではなく、職種によって通勤が法的に制限されるわけでもない。東京都からは休業要請の対象が発表されず、10日発表に持ち越し。報道によれば休業要請の対象を広げたい東京都と経済活動への影響を避けたい国との間で考え方で溝があるという。都道府県別人口あたりの新型コロナウイルス感染者数の推移を対数グラフで見ると、東京都の爆発的な増加に怯む。感染拡大を止めるためには、まずは社会全体で人と人の接触を8割減らす必要があるそう。直感的には相当に高いハードルだなと感じている。

April 7, 2020

DeepL翻訳、みらい翻訳、Google翻訳 の比較

●最近、ドイツのDeepL翻訳が日本語にも対応して、その訳文の質が高いという評判を見かけた。Google翻訳よりもいいというウワサ。機械翻訳はドイツ語→英語とかフランス語→英語を使うことはあっても、日本語を扱うには実用レベルには遠いという認識だったが、さて、どんなものだろうか。この分野では、日本のみらい翻訳もすでにGoogle翻訳を凌駕しているという話も聞く。そこで、同じ英文をDeepL翻訳、みらい翻訳、Google翻訳の三通りに和訳してもらおう。
●ベートーヴェン・イヤーでもあるので、セイヤーのThe Life of Ludwig van Beethovenから、一節を拾ってみた。もちろん、たった一か所の文章で質を判別できるとは思わない。ただ、ある程度の傾向は見えるかもしれない。

●DeepL

11月16日の手紙の中で、ピアニストとして、また作曲家として他の都市で力を発揮しようとするベートーヴェンの強い願望と意図の表現は、読者の注意を引くに値するものであり、まだコメントの必要はないが、そこで紹介された新しい話題は、それ自体が非常に重要だからではなく、多くのペンを使ってきた巨匠の人生の中のエピソードとして、また、伝記作家や小説家が、それを最大限に活用し、最高のロマンティックな色で描くことができるかどうかを争っているように見えるからである。

参考にした文章は "私はそれ以来、より快適に暮らしています。私はより多くの男性の間で生きている...。この変化は、親愛なる魅力的な少女などによってもたらされた。" この文章について書かれているすべてのことにもかかわらず、ベートーヴェンがこの特別に魅力的な少女への情熱を他の時期に比べて、より夢中になったり、持続させたりしたと考える理由はほとんどありません。ヴェゲラー、ブルーニング、ロムベルク、リース[318]の証言が引用されており、ベートーヴェンは「愛がなくてはならなかったことはなく、一般的には愛に深く没頭していた」と述べている。

ウィーンでは(ヴェーゲラーは言う)、少なくとも私が住んでいた限り、ベートーヴェンは常に恋愛をしていたし、時折、不可能ではないが、多くのアドニスが達成するのは難しいかもしれない征服をした。私の知る限りでは、彼の恋人たちは皆上流階級に属していたと付け加えておきます。

●みらい翻訳

11月16日付けの手紙の中で、他の都市でピアニスト兼作曲家としての能力を発揮したいというベートーベンの強い願望と意志の表現は印象的で、読者の注目に値するが、コメントする必要はない。しかし、そこで紹介された新しい話題は、それ自体が非常に重要だからではなく、多くのペンを使い、伝記作家や小説家がそれを最大限に活用し最高のロマンティックな色で描くことができると主張したように思われる、師の人生のエピソードとして、ある程度扱わなければならない。[120]

言及されている文は:「私はそれ以来、より快適に暮らしています。私は男性の間でより多く生きている....この変化は、かわいい魅力的な女の子などによってもたらされた。」このテキストに書かれているすべてにもかかわらず、この特別に魅力的な少女に対するベートーベンの情熱が他の時代よりも他の時代よりも興味をそそられ、持続したと考える理由はほとんどない。ウェーゲラー、ブルーニング、ロンベルク、リースの[318]という証言は、ベートーベンが「愛がないわけではなく、概して夢中になっていました。」という点まで引用されている。

ウィーン(ウィーゲラーは言った)では少なくとも私がそこに住んでいるあいだベートーベンは常に恋をしていて不可能ではないが多くのアドニスにとって達成が困難な征服を時々行っていた....私が知っている限り彼の恋人のすべては上流社会の身分であった。

●Google翻訳

11月16日付けの書簡では、ベートーベンのピアニストおよび作曲家としての力を他の都市で発揮したいという強い意欲と意図が、印象的で読者の注目に値するが、コメントは不要である。しかし、そこに紹介された新しいトピックは、それ自体が非常に重要であるという理由ではなく、かなりの数のペンを使用し、伝記作家と小説家が主張したと思われるマスターの人生のエピソードとして、ある程度扱われる必要がありますそれを最大限に活用し、最高のロマンチックな色で塗ってください。[120]

言及されている文は、次のとおりです。私は男性の間でより多く生きています...この変化は愛する魅力的な女の子などによって引き起こされました。」このテキストに書かれていることすべてにもかかわらず、ベートーベンのこの特に魅力的な女の子への情熱は、他の期間よりも他の期間よりも夢中になったり、長続きしたりしたと考える理由はほとんどありませんが、その後、独特の状況が彼の記憶の中で生き続けました。ウェゲラー、ブルーニング、ロンベ​​ルク、リースの証言[318]は、ベートーヴェンは「愛がなくてはならず、概してそれに夢中になっている」と指摘されてきました。

少なくとも私がそこに住んでいたウィーン(ウェゲラーによると)では、ベートーヴェンは常に恋愛関係にあり、時折征服を行いました。不可能ではないにせよ、多くのアドニスにとって達成が困難だったかもしれません。私の知る限りでは、彼の恋人は全員、上位のソーシャルステーションに所属していました。

●原文
In the letter dated November 16, Beethoven’s strong expressions of desire and intention to exhibit his powers as pianist and composer in other cities, are striking and worthy of the reader’s attention, yet need no comment; but a new topic there introduced must be treated at some length, not because it is of very great importance in itself, but as an episode in the master’s life which has employed so many pens and upon which biographer and novelist seem to have contended which could make the most of it and paint it in the highest romantic colors.[120]

The sentences referred to are: “I am living more pleasantly since. I live more amongst men.... This change has been wrought by a dear fascinating girl, etc.” Notwithstanding all that has been written on this text there is little reason to think that Beethoven’s passion for this particularly fascinating girl was more engrossing or lasting than at other periods for others, although peculiar circumstances subsequently kept it more alive in his memory. The testimony of Wegeler, Breuning, Romberg, Ries,[318] has been cited to the point that Beethoven “was never without a love, and generally deeply engrossed in it.”

In Vienna (says Wegeler) at least as long as I lived there, Beethoven always had a love-affair on his hands, and occasionally made conquests which, though not impossible, might have been difficult of achievement to many an Adonis.... I will add that, so far as I know, every one of his sweethearts belonged to the higher social stations.

●さて、どうだろう。3つとも自然な日本語になっているとは到底いえないが、文意はどこまで理解できるだろうか。

April 6, 2020

打合せ、会議、インタビュー取材、レッスンはZoomへ

●最近よく耳にするようになったZoom。自分の周囲でもこの一週間ほどで一気に「できるものはなんでもZoomで」という雰囲気になってきた。これまでビデオ通話をする際には主にSkype、あるいはハングアウト(これは少数派か)を使ってきたが、なるほど、試してみるとZoomはずっと簡単だ。さっそくノートPC、タブレット、スマホにアプリをインストールした。
●Skypeよりいいところはいくつもあるだろうが、なによりいいと思ったのは、招かれる側にアカウント登録が不要なこと。URLをクリックするだけでいい。たとえば、先生がオンラインレッスンをするときに、先生の側がアカウントを登録して、ミーティング用のURLを発行して生徒に送る。すると、生徒の側はアカウント登録なしでそのURLにアクセスすればいい。インタビュー取材などでも好都合で、取材する側が一回性のURLを発行すればOK。取材を受ける側は自分のプライベートなIDを相手に教える必要がなく、気楽だ。Skypeだとどうしてもその点で取り扱いの慎重さが求められてしまう。
●対数グラフで見る人口あたりの新型コロナウイルス感染者数の推移(国別)。4月2日あたりからはっきりと傾きが急激になって、新たなステージに入った感がある。2週間程度のタイムラグがあることを考えると、3月20~22日の三連休の楽観的なムードが反映されたということなのか? 昨晩からようやく「緊急事態宣言容認論が広まる」といった下慣らしみたいなニュースが流れてきた。
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P.S. Skypeでも「今すぐ会議」という機能を使えば、Skypeユーザーでなくてもゲストとして通話に参加できるそう。

April 3, 2020

N響は4月定期を完全に中止、東京都の学校休校は延長へ

●新年度に入ったが、依然として新型コロナウィルスの勢いは衰えていない。N響は4月定期について、当初は代役を立てたうえで無観客でFM放送の生中継とテレビ収録のみをすると発表していたが、昨日、演奏そのものを中止にすると発表。「演奏者および関係者の安全に配慮するとともに、感染拡大の予防に努めていくため」という理由。現状では、オーケストラという多人数が密集する演奏形態そのもののリスクが問われる段階になったということか。
●東京は当初、4月の新学期から学校を再開する予定だったが、都立学校の休校を5月6日まで延長すると発表。区立学校は区ごとの判断だが、現状次々とこれに追随している模様。3月2日からずっと学校は休校状態が続く。オンラインの授業などはできないのだろうか。
●ここからは自分メモ。人口あたりの新型コロナウイルス感染者数の推移(国別)。片対数グラフで見るとイタリアやドイツで少しずつ傾きが緩やかになってきているのがわかる。日本は欧米よりもはるかに数が少なく、傾きも緩いのだが、一方で3月までのグラフを見るとおおむね直線的で、指数関数的な増加を示している。4月に入って少し勢いが衰えたかなと期待したが4月2日のデータがぐっと上がってしまい、傾向がつかみづらい。これを見てると緊急事態宣言が出ないのが不思議なくらいだが、一方で同様のグラフで人口当たりの死者数の推移を見ると、また違った印象も受ける。今はいつ緊急事態宣言が出るかと恐る恐る日々の暮らしを送る雰囲気だが(4月1日説のウワサが流れた)、実のところ緊急事態宣言が出たらどうなるのか、よくわかっていない。

April 2, 2020

FM PORTが6月末で停波、2010年から続いた「クラシック・ホワイエ」も終了へ

FM PORT クラシック・ホワイエ●残念なお知らせを。FM PORTこと新潟県民エフエム放送が6月末をもって停波することになった。これに伴って、ワタシがナビゲーターを務める「クラシック・ホワイエ」も終了となる。ネットワークに属さない独立系の民放FM局として、独自性のある番組作りを続けてきた同局だが、広告収入の減少から事業の継続を断念することになった。「クラシック・ホワイエ」の初回は2010年の11月だったので、10年にわたり500回近く、毎週末の夜にしゃべらせてもらってきたことになる(生放送じゃなくて収録だけど)。こんなに自由に楽しく番組を続けられたのだから、関係者のみなさま、リスナーのみなさまには感謝するほかない。
●といっても、6月末までは放送は続くので、まだあと3か月ある。しばらくはこれまで同様にお付き合いください。録りだめ分はさほどないので、残りの分もきちんと作らねば。毎週土曜日、夜10時から、新潟県内は電波またはラジコで、全国ではラジコプレミアムで聴取可。

April 1, 2020

日本三大海洋回文


●以下を日本三大海洋回文と定める。

軽いノリのイルカ

イカのダンスは済んだのかい

今朝食べた鮭


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飯尾洋一(Yoichi Iio)

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