June 20, 2019

バイロム社の記憶

●先日、「平成日本サッカー 秘史 熱狂と歓喜はこうして生まれた」 (小倉純二著/講談社+α新書) を読んでいたら、バイロム社の話題が出てきて、久々にワールドカップ2002日韓大会のことを思い出した。そう、あの悪名高いバイロム社だ……といっても、もう覚えている人は少ないか。この本でも著者の小倉純二氏がバイロム社の酷さに「はらわたが煮えくり返った」と記している。このイギリスの会社は海外分のチケット販売を一手に引き受けていたのだが、とにかく仕事が杜撰。日本側じゃ全試合で熾烈なチケット獲得競争がくりひろげられているのに、バイロム社は売れ残ったチケットを放置してしまい、売り切れたはずの試合で大量の空席が出た。きわめつけは決勝トーナメントのニッポン対トルコ戦で、まさかのニッポン戦で空席がごっそり出る始末。小倉氏によれば、あれはバイロム社が良席をなぜか「見切れ席」として売らなかったから。実際にはバックスタンド正面のエリアなのに。しかもバイロム社は不手際を指摘されると、日本側の対応が悪かったせいだと事実無根の釈明をして、いっそう事態を紛糾させた。ほかにもチケットが届かないなど、バイロム社はありとあらゆるトラブルを起こした。
ワールドカップ2002のチケット●でも、日本のサッカー・ファンはあのとき学んだ。「これが世界だ」。物事は決して日本式には進まない。ルールが決められていても、そんなものが守られるかどうか、実際に始まってみないとだれもわからない。FIFAに人脈があるだけの小さな会社が大仕事を受注したが、やってみたら仕事は穴だらけ、ありえないミスが次々と起きる。担当者の胸先三寸でチケットはどこに行くかわからない。だったら、われわれファンも世界基準でチケット争いに加わればいいのでは? ルールより現実を優先しよう。あのときそういう機運が芽生えた。そこで、バイロム社の不備を突いて、本来なら日本人には買えないはずの海外向けチケットを購入する方法がないかとさまざまな作戦が立てられた。そして発見されたのが、海外向けのチケット販売サイトでウェブブラウザに対してある種の方策をとると(cookieの操作だったような記憶)日本からは買えないはずのチケットが買えてしまうという荒技。もちろん、ネット上で買えても、決済後にキャンセルされたり、チケット送付が拒否される可能性もあったが、一部の日本のファンはこの技でまんまとバイロム社を出し抜くことに成功した。
●いや、違うな。バイロム社にとっては売れればなんだっていいんだから、わざと穴をふさがなかったのかも。彼らと日本のファンの間で無言の取引が成立しただけともいえる。ワールドカップからはいろいろなことを学べる。

June 19, 2019

あらゆるメモをGoogle Keepに集約する

●なんとなく使い始めてみたら、いつの間にかすっかり手放せないアプリになったのがGoogle Keep。クラウド上になんでもメモできる。Androidスマホなら最初からインストールされているはず。PC上ではChromeから使う。スマホからもPCからもひんぱんに使っている。
●「あ、マーマレードがなくなりそうだから買わなきゃ」と思ったら、ささっとKeepにメモする。「このサイト、おもしろいからまた来よう」と思ったら、Chrome上でワンクリックでKeepへ。買い物リストを筆頭に、自分のシャツや靴のサイズだとか、料理のレシピ、仕事上のアイディア、気に入ったダジャレ、翻訳サイトへのリンク、こんど行ってみたいお店、タクシー会社の電話番号、よく行く公園の園内マップ、さっき会った人の名前、歌詞対訳、よく飛ぶ紙飛行機の作り方、各種会員証の写真(メモ代わり)、前回美容院に行った時の髪型の写真(次回用)、「お米1合は150g」みたいな便利メモ、図書館カードの会員番号、いつまでたっても覚えられない異国の指揮者の難しすぎる名前、けん玉の最高記録、行きたいけど決して行かないだろうリゾートホテルへのリンク、必殺技の名前……等々、なんでもメモする。写真も、手書きメモも、音声も貼れる。スマホに向かってしゃべれば音声認識してテキスト+音声データで記録してくれる。
●で、Keepではこういう雑多なメモが垂直的に蓄積されていく。必要なら検索もできる。要らなくなったメモはアーカイブにしまっておく。買い物リストなんかは常時いちばん上に固定。ラフな使い方に向いていることと、ChromeなどGoogleアプリとの連携がスムーズなのが魅力。基本、メモを整理するのが苦手な人こそ重宝する。
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●宣伝を。「埼玉アーツシアター通信」Vol.81でホルン奏者シュテファン・ドールのインタビュー掲載中。9月に来日するアンサンブル・ウィーン=ベルリンについて。もうひとつ、Qeticにチェロのジョヴァンニ・ソッリマのインタビュー。こちらは8月の「100チェロ」企画について。どちらもメール・インタビュー。最近、自分のインタビュー仕事はメール専門になりつつある。

June 18, 2019

ニッポンvsチリ代表@コパ・アメリカ2019ブラジル グループステージ

チリ●コパ・アメリカ2019ブラジル大会が開幕。本来ならニッポンに参加資格のない大会だが、今回2度目の招待参加。前回は1999年、トルシエ監督時代。そのときは1分2敗で、手も足も出なかったという印象。で、今回。当時よりニッポンはずっと強くなっているはずだが、各クラブの協力を得られず森保監督はベストメンバーを組めず。知らない選手がたくさんいる「だれなんだジャパン」状態。柴崎と中島が頼みの綱か。そして、DAZNが独占中継する。地上波でもBSでも見れないが、ネットで見れる(ら抜き)。そんな時代がついに。追っかけ再生できて便利。
●で、本日朝8時のニッポンvsチリ戦。ニッポンのメンバーはGK:大迫敬介-DF:原輝綺、植田直通、冨安健洋、杉岡大暉-MF:中山雄太、柴崎岳-中島翔哉(→三好康児)、久保建英、前田大然(→安部裕葵)-FW:上田綺世(→岡崎慎司)。FC東京からレアルマドリッドに移籍すると発表された久保建英が先発。前田大然は松本山雅のスピードスター。上田綺世は、なんと、法政大学体育会サッカー部所属の大学生だ(鹿島への入団が内定)。新鮮すぎる。久保がトップ下。
●一方、大会二連覇中のチリは豪華メンバー、ベテランぞろいで対照的。試合前の国歌斉唱では、チリ国歌が途中から伴奏と合わずにカオスに。例によって、FIFAの規定で録音では短縮バージョンの伴奏が流れているのだが、観客も選手もみんな伴奏を無視して長いバージョンを歌う。ブラジルはじめ、長い国歌を持つ南米の代表ならではの抗議。
●序盤は久保を中心にニッポンが意外にも攻勢。しっかりとチャンスは作れているし、惜しいチャンスも。オープンな攻め合い。進むにつれてチリがペースを握り、41分、コーナーキックからプルガルが打点の高いヘディングで先制ゴール。前半終了間際、柴崎のパスから上田がキーパーと一対一になるが、決めきれず。
●後半9分、ゴール前にはりつけにされたところで、バルガスが強烈なシュート、富安をはじいてゴール。ニッポンは柴崎のクロスから上田が好機を迎えるも決められず。上田はこの日、チャンスをことごとく生かせず。動きにキレもない。久保は華麗なワンツーから惜しいチャンス。久保はなんども相手を交わしてチャンスを作り出していて、中島以上に攻撃の中心になっていた。後半途中から、ニッポンは左右両サイド、続いてトップの選手を交代。ここで一点でも返せればまったく違った展開もあっただろうが、後半37分、ゴール前で左右に振られて最後はサンチェスの頭で3点目。さらに直後、ディフェンスラインの裏の広大なスペースに抜け出たバルガスがループでキーパーの頭上を越して4点目。0対4という屈辱的なスコアで終わった。
●全体としてはニッポンもかなり攻撃が機能していて、シュート数も相手と遜色ないくらいなのだが、結果は大量失点のワンサイドゲーム。決定機をなんどか続けて外すと、ここまでの差になる。試合後のインタビューで柴崎が言っていたようにインテンシティの差もあった。球際の争い、ハードワークという点でチリが一枚上手。ニッポンでよかったのは久保、柴崎。苦し紛れのメンバー編成を考えれば、結果に驚きはない。

June 17, 2019

パーヴォ・ヤルヴィ指揮NHK交響楽団のウェーベルン、ベルク、ブルックナー

●14日はNHKホールでパーヴォ・ヤルヴィ指揮NHK交響楽団。バッハ~ウェーベルン編の「リチェルカータ」、ベルクのヴァイオリン協奏曲「ある天使の思い出に」、ブルックナーの交響曲第3番(第3稿)。つまりバッハを再構築したウェーベルン、バッハを引用したベルク、ワーグナーを引用した(けど削除した)ブルックナーという、先人へのリスペクトから生まれた名曲が並ぶ。おもしろい。ゲスト・コンサートマスターにミュンヘン・フィルのナストゥリカ・ヘルシュコヴィチ。とても大柄で、しばしば腰を浮かせながら弾く。ヴィオラのトップにベルリン・フィルで見かける男性。
●シャハムはベルクのような作品を弾いてすら、どこか楽しげ。音楽の愉悦を伝えてくれる。レクイエム的な要素よりも耽美さが前面に。ソリスト・アンコールはやはりバッハ。無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番からガヴォット。朗々とした明るい響きがベルクの厚い雲をパッと吹き飛ばす。楽器が奏者と一体化して鳴り切っているかのよう。
●典型的な「ブルックナー行列」プログラムなので、休憩に入るとまたたく間に男性側に長蛇の列ができた。しかし、しばらくするとすっと解消。休憩が20分になった明確な効果がここに。って、なにを観察しているのだ、ワタシは。
●ブルックナーの交響曲第3番(第3稿)、この曲は労作感があるというか、少しつなぎ目の見える曲だと思う。パーヴォらしくテンションの高い鋼のブルックナーながら、第3楽章のトリオで思い切り田舎風のひなびたテイストを出すなど、あちこちにユーモアも。第4楽章冒頭の弦、アクセントをはっきり付けてリズミカルなのがかわいい。ラストのコーダは最強のカッコよさ。
●NHKホールからの帰り道、渋谷駅近辺で大勢の女子たちがタピオカミルクティーらしきものを手にしていた。ブームは実在した。NHKホールの売店にタピオカドリンクが並ぶ日も近い……かも。

June 14, 2019

山田和樹指揮読響のゴジラvsカリンニコフ

シン・ヤマカズvsゴジラ●13日はサントリーホールで山田和樹指揮読響。プログラムが快挙。伊福部昭の「SF交響ファンタジー」第1番、グリエールのコロラトゥーラ・ソプラノのための協奏曲(アルビナ・シャギムラトヴァ)、カリンニコフの交響曲第1番。なんと、定期公演で「ゴジラ」を聴けるとは。そして、チラシのデザインが最高にふるっている。「出撃!シン・ヤマカズ」って。シン・ヤマカズvs旧ゴジラ。そして北海道+ロシア・プロとも言える。
●伊福部昭の「SF交響ファンタジー」第1番、これを聴けばどうしたって胸が熱くなるのだが、速めのテンポでぐいぐいと進撃する様は爽快。自衛隊の戦闘機がゴジラにミサイルを撃ち込む様子が目に浮かぶ。曲が終わったら、客席に「イェーイ!」みたいな盛り上がりがあって納得。ていうか、よく考えたらこの曲、客席でコスプレもありえたのだと気づく。前に藤倉大さんが「ソラリス」がどこだったか海外で上演された際に、「こういう作品だと客席にコスプレのお客さんが来てくれて……」みたいなことを言ってたけど、SF/特撮/アニメ系にあるコスプレ・カルチャーって、日本のオーケストラの客層とはまだ遠い感じ。あるいは自分が気づかなかっただけで、客席のどこかに自衛隊コスプレとか「シン・ゴジラ」の蒲田くんコスプレのお客さんがいたのだろうか。
●グリエールのコロラトゥーラ・ソプラノのための協奏曲は、もうひたすら歌手の超絶技巧のために書かれたような作品で、曲はともかく、歌手のアルビナ・シャギムラトヴァがすごすぎる。この曲だけでも相当なものなんだけど、アンコールでアリャビエフ「ナイチンゲール」(夜鳴きうぐいす)を歌って、これでもかというくらいにコロラトゥーラの技巧を見せつける。強烈なヴィブラートでホールの空気がびりびりと振動する。
●後半はカリンニコフの交響曲第1番。この曲は「有名な隠れた名曲」という不思議なポジションを確立している。あるいは、「みんなに人気の隠れ家レストラン」というか。ネーメ・ヤルヴィとN響で聴いたのは3年前。聴けないようで、意外と聴ける。古典的な交響曲のフォーマットにロシア民謡風のメロディが散りばめられた、本当によくできた曲。チャイコフスキーの前半3曲の交響曲が少し近いか。あの民謡風主題は、元ネタの民謡があるのか、それとも作曲者の創作なのか、どっちなんだろう。創作だとしたらドヴォルザーク級のすごさ。曲の出来ばえからするともっとメジャーになってもよさそうなのに、なぜかマイナー感がついてまわる謎。真摯な演奏で、推進力にあふれ、熱量も十分。ひたすら楽しい一夜。

June 13, 2019

「平成日本サッカー 秘史 熱狂と歓喜はこうして生まれた」 (小倉純二著/講談社+α新書)

●小倉純二著「平成日本サッカー 秘史 熱狂と歓喜はこうして生まれた」 (講談社+α新書) 読了。著者は元日本サッカー協会会長(というか専務理事時代のほうが記憶に残っている)であり元FIFA理事。貴重な昔話から、近年のサッカー事情に至るまで、興味深い話が山ほど書かれている。半ば自伝的であり、半ばサッカー国際政治論でもある一冊。もともと古河電工の一社員にすぎず、なんのサッカー経験もなかった氏が、やがてJリーグ設立の立役者になり、さらにアジアサッカー連盟やFIFAで外交的な手腕を発揮していく。ワールドカップを日本に誘致した際には、日韓共催での日本側の総責任者にまでなる。日本におけるサッカー人気とサッカー界の地位向上は、ピッチ上の選手たちの活躍以上に、その周囲で働くサッカー人たちに支えられてきたのだと痛感せずにはいられない。その決断力と実行力は並大抵のものではない。日本のプロ・サッカーって、設立に関わる人が元代表選手も含めて、多くが国際的な大企業でばりばりと働く本物のビジネスマンだったから、うまくいった面が確実にあると思う。
●近年の話では、第8章「黒いワールドカップ FIFAスキャンダル」がおもしろい。前々から噂されていた話だが、アンダーエイジのアジアの大会で、中東勢は平気で年齢を詐称して大人の選手が出てくる。U-16の大会なのに、ホテルで食事をしていると中東の選手が子供が何人も写ってる家族写真を見せに来たりする。あまりに不条理なので、日本側はレントゲン写真で成人かどうかを検査する案を出したが、健常者へのレントゲン撮影は欧米が絶対に納得しないと却下されたため、MRIで骨年齢を測定する検査を導入することにしたという。試合はこんなところからすでに始まっている。
●もうひとつ、前評判を覆して2022年にカタールでワールドカップが開催されることに決まった際の投票の話も見逃せない。この大会にはカタールのほかにアメリカや日本なども立候補していた。どう考えても夏の大会で灼熱のカタールは不利のはず。でも決選投票でカタールが勝った。どうするのよ。

 カタールの勝ちが決まったとき、アフリカの理事の奥様方から桁外れの大歓声が沸き起こったのも異様だった。
「何を約束されていたんでしょうね?」
 思わず、そう私にこぼした日本の招致関係者がいた。

 なにが起きたかを雄弁に物語っているが、だからといって、22年のカタール開催をだれも覆すことはできない。政治そのものという気がする。

June 12, 2019

クス・クァルテット ベートーヴェン・サイクルIV ~ サントリーホール チェンバーミュージックガーデン2019

●11日はサントリーホールのブルーローズでクス・クァルテットによるベートーヴェン・サイクルIV。先日は「ラズモフスキー3曲特盛セット」だったが、この日は弦楽四重奏曲第15番イ短調と第13番変ロ長調「大フーガ付」の2曲。後半が「大フーガ付」なので、内容的には今回も重量級。クス・クァルテットは第13番を演奏する際、必ず本来のベートーヴェンの意図に添って「大フーガ付」で演奏するそうで、後から作られた軽いフィナーレはアンコールも含めて演奏しないんだとか。
●毎年恒例のベートーヴェン・サイクル、これまでおおむねスーパー・アグレッシブなエクストリーム・ベートーヴェンを聴くことが多かったように思うのだが、クス・クァルテットはそういうタイプとは一線を画している。エクストリームではない、でも自分たちの刻印をしっかりときざみながら進むベートーヴェン。先日に比べれば、全体に調和がとれていたか。バランスがよかったのは後半、でも自分がより楽しんだのは前半。第15番の「病癒えたる者の神への感謝の歌」は圧巻。真に崇高。もちろん、後半「大フーガ」の緊迫感もすばらしかった。
●クス・クァルテットはサイクルに対して作曲年代順に演奏することにこだわっていて、おかげで一回一回のプログラム構成で見ると、かなり偏りができる。初日は作品18のまとめて6曲やったそうで、客席側は集中力を保つのが大変そう。かと思えば、ラズモフスキー3曲まとめてだったり、この日のように第15番+第13番「大フーガ」付みたいにすさまじく濃密な日もできる。そうなると最後の一日はどうなるかと思うじゃないすか。第16番で終わるのかなと。でも彼らは第16番の後にマントヴァーニの新作、弦楽四重奏曲第6番「ベートヴェニアーナ」世界初演を行なう。その日は行けないんだけど、サイクルの最後に現代曲を置くというアイディアはおもしろい。
●で、作曲年代順ならではのおもしろさもあって、この日の第15番→第13番の流れは作風の変遷をたどれるという意味では吉(番号は作曲順と異なる)。ベートーヴェンの弦楽四重奏曲って、後期になると楽章数が増えていく(最後は4楽章に戻る)。第15番は全5楽章、第13番は全6楽章。どうして晩年になると楽章数が増えていくんだろうか。自分なりの解釈としては、多楽章化=セレナード化。4楽章の四重奏曲が交響曲のサブセット版だったのに対して、多楽章の四重奏曲はセレナードにつながっている。第15番はまだ交響曲風(というか「第九」風)だけど、第13番はセレナード的。そういう意味では、終楽章に「大フーガ」ではなく、後から書いた軽いフィナーレが来るほうが、作品コンセプトとして一貫するような気もする。作曲当時、「大フーガ」を差し替えるように求めた出版社は、「大フーガ」を嫌ったというよりは一貫性を重んじる編集センスの持ち主だったのかも、と想像。

June 11, 2019

ニッポンvsエルサルバドル@キリンチャレンジカップ

ニッポン!●先日のトリニダード・トバゴに続く親善試合の第2弾はエルサルバドル戦。会場はひとめぼれスタジアム宮城。何度も書いているように、ヨーロッパの代表チームがインターナショナル・マッチ・ウィークにUEFAネーションズリーグなる国際大会を始めてしまったので、ニッポンは親善試合に欧州以外の相手と戦うしかない。欧州以外なおかつアジア以外と戦うとなったら、もう相手は北中南米かアフリカばかりになる。選択肢が一気に狭まってしまった。
●で、エルサルバドルだ。まったく未知のチームだったが、意外にもボールをつなぐポゼッション志向のチームで、フィジカルよりも足元の技術を重視した選手選考をしている模様。つまり、ニッポンと似たような戦い方を目指している。両者がぴたりと噛み合った結果、個の力で上回るニッポンが快適に試合を進めることに。前半19分、スルーパスに飛び出した永井謙佑が、ディフェンスを交わしてゴール。さらに前半41分、原口の低いクロスにダイレクトで合わせて永井が2ゴール。得点はこれだけだったが、危なげなく勝利。ボール支配率は相手のほうが高かったものの、ほとんどシュートを打たせず。森保監督は今回も昌子、冨安、畠中で3バックを試したが、相手のプレイ強度がこの程度だと果たしてテストになったといえるのかどうか。後半途中からついに久保建英が出場して代表デビュー。以前よりも体つきが逞しくなっている。大変なテクニックで、エルサルバドルが相手ならアジアのメッシ。コパ・アメリカが試金石となる。後半途中から4バックに変更。
●メンバーは先発だけ書いておこう。GK:シュミット・ダニエル、DF:昌子、冨安、畠中-MF:橋本拳人、小林祐希、原口、南野、伊東、堂安-FW:永井謙佑。4年ぶりに呼ばれた永井謙佑は30歳で初ゴール。鈴木武蔵の負傷離脱で巡ってきたチャンスに結果を残した。といっても、このポジションで永井の序列は何番目なんだろうか。

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飯尾洋一(Yoichi Iio)

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